おばあちゃんが、ぼけた。 増補新版 の商品レビュー
私は今月70歳になりました。 両方の両親をみました。 ボケたり徘徊したりでした。 うちの母は 楽観的で明るい人だったので ボケても面白い人でした。 さあ 私はどんなボケ老人になるのかしら? と思って読みました。 この施設のように 温かく本人のことを考えてくれる所に私も入りたいなあ...
私は今月70歳になりました。 両方の両親をみました。 ボケたり徘徊したりでした。 うちの母は 楽観的で明るい人だったので ボケても面白い人でした。 さあ 私はどんなボケ老人になるのかしら? と思って読みました。 この施設のように 温かく本人のことを考えてくれる所に私も入りたいなあ! 徘徊する人に付き合って歩いてくれるなんて うらやましいですね。 介護する人たちも人員不足になっているそうですが 先の不安は運を天にまかせましょう。 この本 介護する人たちにも読んでほしいですね。
Posted by
著者は言う。 「ぼけ」ることが素晴らしいなんて思わない。素晴らしいと思えることは、人はたとえ「ぼけ」ても一生懸命に生きるということ。そのことを認めない社会をぼくたちは望まない。 ここに登場するお年寄りたちは、その「生き」ざまにも、「ぼけ」ざまにも、等しく懸命に生きるありようが...
著者は言う。 「ぼけ」ることが素晴らしいなんて思わない。素晴らしいと思えることは、人はたとえ「ぼけ」ても一生懸命に生きるということ。そのことを認めない社会をぼくたちは望まない。 ここに登場するお年寄りたちは、その「生き」ざまにも、「ぼけ」ざまにも、等しく懸命に生きるありようが現れている。 その生きざま=ぼけざまに徹底的に寄り添う著者たち。 人が人を援助するということの意味を根底から考えさせ、考え直させる一冊。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
workmaさんの本棚から著者を知ることができた。 図書館はこちらの増補新版があり手に取った。 福岡県飯塚市にある宅老所よりあいの所長さん。イラストも著者がえがいているのでしょうか、登場人物の表情や生活での様子が生き生きと表現。こんな風に接することができたり自分がその年になったら受けたい介護になるよう願うところですが。 「老人ホームは日本の社会や地域、そして家庭のありようが象徴的に顔を出しているところ」「お年寄りたちは夜になると昼には見せない顔を見せる。それは優しい顔であったり理性を忘れた顔だったり。どちらの顔につきあっても、それはとてもその人らしく、昼以上に関係の深まる時間」 「お年寄りはいろんなことを教えてくれます。同じ毎日はないということ。人は自分の思い通りにはならないということ。人は死ぬということ。そんな、当たり前のことを教えてくれています。」
Posted by
著者作品を読むとほっこり馴染む。 生きていることについて、難しいことは考えない。 こんな宅老所があれば、両親も利用させてほしいし、もちろん私もお世話になりたい。 とはいえ、現実には難しく、こんな環境が作れる社会になるにはどうしたらいいかを深く考える必要が、この社会には切実にあ...
著者作品を読むとほっこり馴染む。 生きていることについて、難しいことは考えない。 こんな宅老所があれば、両親も利用させてほしいし、もちろん私もお世話になりたい。 とはいえ、現実には難しく、こんな環境が作れる社会になるにはどうしたらいいかを深く考える必要が、この社会には切実にあるんだ。
Posted by
図書館で、借りました。 読み終えて、買おう、手元に置いておきたい。と思いました。 家族にも、できれば読んでほしい。
Posted by
ボケを通して人生とは何なのかを考えさせる。そもそもボケとは社会が作り出しているということは自らへの内省にも繋がる。 普段ぼくらが感じている医療の限界も痛切に感じる、震えるくらいの名著だった。 且つ、笑える。
Posted by
記憶を失っても、強い。そしてかわいくて、可笑しい。いのちの辿る旅を、その末路を、私たちに教えてくれる。 「自分の中に生きているんだね。0歳も10歳も、20歳も、40歳も50歳も。木の年輪のように存在しているんだね。」よりあいと関係のあった、谷川俊太郎の言葉。
Posted by
- 1