新しいおとな の商品レビュー
石井桃子さんといえば、ピーター・ラビットにくまのプーさん。幼少の頃にたんとお世話になった方だ。かつら文庫というこどものための小図書室を運営されていたことは恥ずかしながら知らなかった。そうやって子供たちがどんな本に興味を示し、どうやって本と親しんでいくのかを目の当たりにすることで生...
石井桃子さんといえば、ピーター・ラビットにくまのプーさん。幼少の頃にたんとお世話になった方だ。かつら文庫というこどものための小図書室を運営されていたことは恥ずかしながら知らなかった。そうやって子供たちがどんな本に興味を示し、どうやって本と親しんでいくのかを目の当たりにすることで生まれた本も多かろうと察せられる。経済成長期にあって、子供の心の成長に興味関心を示し、心を砕いてくださったからこそ、本を楽しむ大人になれたのかもしれないと思ってみる。おとなの責任についての一文は重みが違ったな。
Posted by
石井桃子さんが残した子どもの本と図書館についてのエッセイを中心にまとめたもの。 石井さんが子どもの図書館の必要性を感じ、実践してから半世紀以上がたっているが、世の中での認識はあまり変わっていないように思う。図書館員、とくに児童図書館員の質については変わったと言えるだろうか。先人の...
石井桃子さんが残した子どもの本と図書館についてのエッセイを中心にまとめたもの。 石井さんが子どもの図書館の必要性を感じ、実践してから半世紀以上がたっているが、世の中での認識はあまり変わっていないように思う。図書館員、とくに児童図書館員の質については変わったと言えるだろうか。先人の多くの努力にこたえられるようになりたいものだ。
Posted by
- 1