もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか の商品レビュー
英語を勉強するにあたり、効果的に学習したいと思い読んでみた本。結論としておすすめの一冊です。 これまで読んできた英語学習法のハウツー本とは正反対の考え方と思いきや、同じ方向性だったりと、はちゃめちゃにパンチを食らった印象です。 なぜ物語で書かれているのかなと最初は感じたけれど、後...
英語を勉強するにあたり、効果的に学習したいと思い読んでみた本。結論としておすすめの一冊です。 これまで読んできた英語学習法のハウツー本とは正反対の考え方と思いきや、同じ方向性だったりと、はちゃめちゃにパンチを食らった印象です。 なぜ物語で書かれているのかなと最初は感じたけれど、後書きまで読んで納得しました。作者の熱量を感じることができて、大変楽しく身のある読書となりました。
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日本の英語教育は明治維新以降、海外の文化、思想、教育、法律、学問を取り入れるために「翻訳」中心の英語だった。そのため、昭和平成と教育を受けた大人も学校の先生も「翻訳」中心の英語しか知らないので子世代にも「翻訳」を軸とした英語教育を施している、と冒頭で指摘する。 各章で日本の英語教...
日本の英語教育は明治維新以降、海外の文化、思想、教育、法律、学問を取り入れるために「翻訳」中心の英語だった。そのため、昭和平成と教育を受けた大人も学校の先生も「翻訳」中心の英語しか知らないので子世代にも「翻訳」を軸とした英語教育を施している、と冒頭で指摘する。 各章で日本の英語教育について「こうあるべきだ」と、主人公と、彼女が通うスクールの先生二人、そして同僚の帰国子女とが紡ぐストーリーの中で取り上げ指摘する小説スタイルの良本。 本の中では勉強方法やテキストなどを明言している箇所は少なく、「教本」としての役割はこの本には少なく、でも、英語学習に必要な心持ち(エッセンス)はかなりふんだんに盛り込まれていると思う。 300年に1回しか起きていないrevolution(革命)は知っているのに毎日見かけるタバコの吸い殻や、歯磨き粉、ホウキ、ちりとり、など英語に出来ない言葉が多いのに「日常会話程度なら」と言ってしまう日本人。英語を話すこと自体にコンプレックスを持っているが故に「完璧でないといけない」呪いにかかってしまい、話すことができないこの心のジレンマを解き明かしてくれる本だった。
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英語ユーチューバーが勧めていたので読んでみた。 なんかやたら現在の英語教育が否定されていたが、それが土台になっているのではないかということを感じた。 小説形式で英語の勉強法を書いてあるが、具体的な教材が書いてないので私には物足りなかった。 こういう考え方もあるのかという程度。
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小説としてはどうということのない話だが、日本の英語教育の(特にスピーキングの)課題の根本がよくわかる本だった。そう、日本語に訳すことを前提としていてはいけないのである。ここから脱却するのはとても難しいとは思うが。
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2018.11.高校図書室(長女) (もしドラの二匹目のドジョウみたいなタイトルにしたのが成功かというと、もしかしたら損をしているのかもしれない...どんなプロモーションをしたのかわからないけれど、語学畑にいながら「もしなる」の単行本の存在さえ知らなかったし...でも、これを高校...
2018.11.高校図書室(長女) (もしドラの二匹目のドジョウみたいなタイトルにしたのが成功かというと、もしかしたら損をしているのかもしれない...どんなプロモーションをしたのかわからないけれど、語学畑にいながら「もしなる」の単行本の存在さえ知らなかったし...でも、これを高校の図書室に入れた司書さんとそれを本棚で見て借りてきて私にまですすめてくれる娘の眼力と嗅覚はたいしたもので、実にありがたい) 2018.11.27購入 2019.11. 中3次女が本棚から発見して、夢中で読んでいる(できれば定期試験のもっと前か終わってからがよかった気もするが…)。英語が苦手な次女にとってはいろいろ勉強になるお話みたい。
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娘の英語について悩んでいたタイミングで本屋で見かけて面白そうだったので購入。 素晴らしい内容だったので、是非ともこの考え方でテキストを作って欲しい。
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