君の縄。 の商品レビュー
ファンタジー設定を活かした葉月流の愛情と官能
映画などからのパロディタイトルだと時に軽妙と言うか軽薄な印象をもたらすものだが、物語性と官能面の良さで本作は図抜けている。現実離れしたファンタジーだからこその時空を超えた愛情と官能といったところか。社会人の主人公が普段から足蹴にされている先輩OLや取引先の女社長といったサブヒロイ...
映画などからのパロディタイトルだと時に軽妙と言うか軽薄な印象をもたらすものだが、物語性と官能面の良さで本作は図抜けている。現実離れしたファンタジーだからこその時空を超えた愛情と官能といったところか。社会人の主人公が普段から足蹴にされている先輩OLや取引先の女社長といったサブヒロインから唐突に、一見して脈絡もないままに甘く誘惑される豹変ギャップや、打ち明けられない恋心を抱くメインヒロインとは思わぬ形で想いが発露するところなど、通常なら理由付けが求められる局面を設定が上手くカバーしている。 また、この設定を物語の謎解きにも活用しながら最終的にはメインヒロインと結ばれるまでを破綻なく描いたところに作者のストーリーテラーとしての巧みさが窺える。つまり、元ネタ映画を踏襲しながら官能SFとして立脚した作品と言えるのではなかろうか。むしろ、この設定とストーリーでよくもここまで官能的に仕上げたものと(良い意味で)呆れるくらい驚いてしまう。先輩OLと女社長を交えた3Pを中盤に盛り込むといった適度な官能的寄り道も奏功しているのであろう。 ただし、タイトルに示す程「縄」の出番はなく、緊縛の要素をさらりと用いるに留まっているのは当初よりタイトルありきだったからかもしれない。
DSK
初の官能小説、ワードが大喜利?内容としては普通より少し低い、君の名はのパロディ童貞が別の世界に行ってモテる2023.2.7
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電子書籍 あまり読まない官能小説。基本はハッピーエンドのラブコメで、SF要素ありって言う感じ。何も考えずすらっと読めました。
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