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ジャズを詠む の商品レビュー

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2018/07/01
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――以前 ジャズとは旅だと 永遠の、旅だと。 でも、その以前に。 詩なのではないかと 思った この本は、紹介されている音楽を聴きながら ゆっくり読みたいと思った でも、気づいたら 読み終わっていた まるで映画で タペストリーで 本という名の一篇の詩だったような気がする。 詩なのか 歌詞なのか 思ったことなのか 日記なのか 分からなくなるような 溶け合っているような 無駄がなく 気負いもなく 素直で純粋で けれども無垢ではない言葉たちは それでも潔く清々しくて 清らかな風や川のような静けさと自然さで 胸の中に雨のように降ってくる その時間が心地よくて 氏のアルバムを聴くかのように 読んでいた 哲学や思想とは少し違うような 生き方や姿勢に近くて 自分を表現するのが 「書く」のか「歌う」のか という違いでしかないような気がして ―――――― 氏が、アーティスト、という言葉に 疑問を感じていたようなので ここで。寄せて、書きたくなった。 アーティストとは 表現者だと思っている。 自分を表現するものは 全てアーティストだと、思っている。 (画家とか、芸術家というくくりになると、  まったく違ったものになってしまうのだけれど) ここで大切なのは 「アート」とは何か、ということで。 ――「生きる」ことなんじゃない?って、 「自分」を生きるって、ことなんじゃないって。 だから、私らしい表現を求めていれば 私が変われば、表現も変わるし それって、アートじゃない? て思うの。 とりあえず、それでいいじゃない? て、思うの。 ――楽しければ。 アーティストだからどうか、というより 楽しんで自分でいられることの方が大事で 結果として そういう生き方を、アートと名付けてみた という、だけで。 (アート論をすると  ものすごく長くなってしまうのでここでは省略)

Posted byブクログ