グレイ の商品レビュー
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★3.5 金に困った学生が街頭調査アルバイトを皮切りに闇堕ちしていく話。 普通に面白かった、文章読みやすくてスラスラ読めた。 堂場瞬一さん漁ろうかなぁ
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どう考えても、世間知らずかつ視野が狭い波田君が一番小物です。小説ならではの強引さで後半上手く立ち回っていることになっているけど、現実だったらもっと痛い目に会って終わりだろうな。
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貧乏学生の波田は、高給のバイトにありつく。そこはアンケートをもとに市場分析をする会社で、まわりの人間にはうさんくさいと言われる。しかし学業とバイトを両立させ、生活も豊かになった波田に危機が。。。というお話。舞台が1983年なので、今時の若者が読むと「なんだこれ?」と思うかもしれな...
貧乏学生の波田は、高給のバイトにありつく。そこはアンケートをもとに市場分析をする会社で、まわりの人間にはうさんくさいと言われる。しかし学業とバイトを両立させ、生活も豊かになった波田に危機が。。。というお話。舞台が1983年なので、今時の若者が読むと「なんだこれ?」と思うかもしれないが、そのころを知る私などが読むと懐かしく面白かった。携帯電話もなく、個人でPCを買うのにも何十万もかかる時代で、データ保存はクラウドやUSBではなくFDという時代。波田がいろんなことに巻き込まれていくので、「これからどうなるのか?」とドキドキしながら読んだ。
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時は1980年代、街頭アンケートで集めた個人情報を第三者に売り捌く闇ビジネスに図らずも加担してしまった大学生の波田。 物語のピークは序〜中盤か。 善とか悪とかはっきりさせるような内容ではないので、読後感は決して良いものではない。いや悪いは悪いんだけど。かと言って怒りを誘うでもな...
時は1980年代、街頭アンケートで集めた個人情報を第三者に売り捌く闇ビジネスに図らずも加担してしまった大学生の波田。 物語のピークは序〜中盤か。 善とか悪とかはっきりさせるような内容ではないので、読後感は決して良いものではない。いや悪いは悪いんだけど。かと言って怒りを誘うでもなくハラハラする訳でもなく何とも無機質。 巻末・平松洋子氏の解説にもある通り、’成長‘とはまた違った波田の精神の変化の様子は食事の描写に浮き彫りになっている。 1刷 2021.4.17
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高額の給料に惹かれてアンケート調査のアルバイトを始めた貧乏学生の波田。 社会情勢を知るための仕事だと言われていたが、それまでとは異なる仕事をした時、裏切りに合う。 社会の裏側を身をもって体験し、切り抜けた二十歳そこそこの彼が、今後どのような人生を歩んでいくのか、想像するだに恐ろし...
高額の給料に惹かれてアンケート調査のアルバイトを始めた貧乏学生の波田。 社会情勢を知るための仕事だと言われていたが、それまでとは異なる仕事をした時、裏切りに合う。 社会の裏側を身をもって体験し、切り抜けた二十歳そこそこの彼が、今後どのような人生を歩んでいくのか、想像するだに恐ろしい。
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令和で昭和を時代背景としたサスペンスを読むとどこまで進歩してたのか、かなり戸惑うところが感じられる。今なら全然違うよなあ、ありえないよなあみたいなという違和感。サスペンスとしてはいいけど、平成生まれの人にはわからないかも。
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堂場さんの警察小説はぐんぐん次を読みたい勢いなのに、なぜか、これは、まだ終わらないのぉ?となった。なんでかなー。
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街ゆく人々に声をかけてアンケートを取るアルバイトを始めた、大学二年生の波田。社長から才能を見出され、学生ながら契約社員として採用される。しかし裏ではこの会社は、アンケート回答者の個人情報から顧客リストを作成し、違法な商売をする他の会社に売っていた。警察の捜査が入ると、社長は保身...
街ゆく人々に声をかけてアンケートを取るアルバイトを始めた、大学二年生の波田。社長から才能を見出され、学生ながら契約社員として採用される。しかし裏ではこの会社は、アンケート回答者の個人情報から顧客リストを作成し、違法な商売をする他の会社に売っていた。警察の捜査が入ると、社長は保身のため波田を売り、行方をくらます。孤立無縁になってしまった波田の逆襲が始まる。 この小説は、あんまり好きじゃなかった。 うだつのあがらない金欠大学生だった波田が、調査会社の社長、北川と出会って、金に溺れ、悪の道に手を染めていくというストーリーなのだけれど、中盤以降、波田の変貌ぶりがちょっと唐突すぎてついていけなかった。 「俺は多分、川を渡ったのだ。二度と『こちら側』へ戻れない川を」とか、「いつか殺すべきだろうか」とか、えーっとついさっきまでただのヘタレだったよね君?という戸惑い。 最後はいきなり大物政治家と対等にやりあうというか恐喝するシーンも出てきて、いわば悪の道の暖簾をつい先日潜ったばっかりみたいな二十歳そこそこの大学生が、いきなりそのレベルまでいっちゃいます?という戸惑い。 飛躍が過ぎるような。現実味があまりにもないような。 波田の変貌ぶりが、ストーリーの流れの中でじわじわ伝わってくるんじゃなく、その都度、文章で明確に書くことで読者に伝えようとしている感が強かったのも、個人的には苦手だった。これでもかというほど何もかも全部書いてしまうから、読者が読みながら想像力を働かせる隙を与えないような印象を受けた。 あと最初「波田は」で始まったのに最後の方「俺は」になってるのも気になった。
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本屋で平積みにされていたので買ってみた。舞台が昭和なので昔の本なのかと思ったら違った。少し軽い文体だけど飽きずに読めた。でもそれほどインパクトはなかった。
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序盤の文体が軽かったけどそれは主人公の当時の性格を表現してるということで。サクサク読めた。昭和の空気を知ってる人向け。豊田商事をモデルにその隣で起きた出来事(もちろんフィクション)
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