消えた時間割 の商品レビュー
配られる予定の時間割に墨汁がついてしまった。しかもその墨汁で見えなくなったところに書かれた授業が、その子だけなくなる、という子が何人も…! 不思議な、でもとてもいい話だった。4年生におすすめしたいな。
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時間割予定表の紙に墨汁がこぼれて、一部が墨汁で見えなくなっちゃう。すると、本当にその予定がなくなるという、不思議なお話。 こぼれた箇所は一人一人ちがうから、子どもによってなくなる予定が違うというところも楽しいし、単なる偶然と思っていたところから、次々に同じような現象が起こってい...
時間割予定表の紙に墨汁がこぼれて、一部が墨汁で見えなくなっちゃう。すると、本当にその予定がなくなるという、不思議なお話。 こぼれた箇所は一人一人ちがうから、子どもによってなくなる予定が違うというところも楽しいし、単なる偶然と思っていたところから、次々に同じような現象が起こっていたと子どもたちが気づいていくところもワクワクする。 墨汁の秘密に迫るシーンは惹きつけられた。結局、墨汁の力が真実なのかはわからないが、この出来事から子どもたち一人一人が感じたことが描かれるラストも爽やかでよかった。 不思議な気持ちを存分に味わえる作品。次々とページをめくれるから、子どもたちに勧めやすい。中学年向けかな。
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4年生。 題名の消えた時間割ってどういうこと?って思って読み始めたが、思ってたのと違い墨汁で消えて読めなくなったことだった。 消えた時間割の謎と総合の学習で調べた地域のお寺のお坊さんの話をからめているのがいい。最後ちょっと怖くなりそうだったけど、嫌な子がいなくてみんなで考えてクラスメイトのピンチを救ったところがよかった。
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「太っているから体育が苦手」とか「学校を休んで情けない」とか、自身を否定的に考える価値観を植え付けるような描写が気になる。全体的にはいい本だっただけに残念。
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クラスに毎週配られる時間割表に墨汁が付くと、本当にその予定がつぶれる…そんな不思議な事が続き、ガッツリ墨汁が付いたスミレちゃんが事故にあったと聞き…。児童書としてとても面白い!みんなの性格や気持ちも、墨心さんの逸話も、だれかに思われ感じる心も、小学生にぜひ読んで欲しい1冊。
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図書館本。長女選定本。登場人物が多くなり、それぞれの個性にも光を当てて、小学低学年向けの本が程よい長女にはやや読みごたえありの本。でも、頑張って読みました!
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4年生では総合学習でまち調べ新聞をグループで作っている。 妙法寺というお寺の住職さんに聞いた、墨心(ぼくしん)さんという2百年ほど前の字が上手かったお坊さんの話。みんなで記事を分担して新聞を作る。 担任の池田先生は毎週金曜日に次週の時間割予定表のプリントを配る。 でも先週の金曜日、何枚かのプリントは墨汁が溢れてシミがついてしまった。読めないところもあったけど、先生はそのまま、読めないところは友達に聞けよといって新しいプリントを配り直してはしてくれなかった。 でも、墨汁で汚れて読めなくなったところ・・・明日香も真子も、本当に授業に出なくてよくなっていた。まるで、墨汁で消された予定は、いらなくなるように。 それが、墨汁のシミの通り、菜々子の体育の鉄棒が消え、手の怪我のため消えた。 墨汁のシミの通り、翔太の算数も教頭先生に呼び出されて消え、偶然とは思えなくなってきた。 一番墨汁のシミがひどかったすみれの予定は、週末だけでなく来月の予定まで消えてしまっている。 すみれは、事故か何かで来月の予定がなくなってしまうのでは・・・? すみれを心配したみんなは・・・。 そして、墨汁の秘密とは。
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