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傍流の記者 の商品レビュー

3.4

32件のお客様レビュー

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2022/08/31

「ミッドナイトジャーナル」が面白かったのに、次に何を読もうか悩んで月日が経ってしまった。久しぶりに同じく新聞社ものを読んだけど、エンタメとビジネスを上手にバランスよく配置し、ストーリーもシンプルで破綻なくわかりやすい。何よりもそれぞれのキャラクターがイメージしやすくて魅力的なのは...

「ミッドナイトジャーナル」が面白かったのに、次に何を読もうか悩んで月日が経ってしまった。久しぶりに同じく新聞社ものを読んだけど、エンタメとビジネスを上手にバランスよく配置し、ストーリーもシンプルで破綻なくわかりやすい。何よりもそれぞれのキャラクターがイメージしやすくて魅力的なのは日本人作家では稀有なこと。 もっと読まれるべき、評価されるべき作家と思う。 4.2

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2019/09/11

新聞記者のお仕事本。と言うには男臭すぎるけど。 同期の優秀な男達を中心に、それぞれの立場からクローズアップする。 会社勤めと言っても普通の会社員とわけが違うジャーナリストとしてまっすぐに生きていく男達。 読み応えのある一冊。

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2019/07/31

最初は単なる仕事に厳しい人の話かと思ってそんなに読んでいて面白くなかったが、2話目以降視点が変わると段々と楽しく読めてくる。 ただやはり、この作者はスポーツ物のほうがとっつきやすい。 あと帯に「社にスキャンダルが」みたいなことが書いてあったけど、そこまで大げさはことではなかったの...

最初は単なる仕事に厳しい人の話かと思ってそんなに読んでいて面白くなかったが、2話目以降視点が変わると段々と楽しく読めてくる。 ただやはり、この作者はスポーツ物のほうがとっつきやすい。 あと帯に「社にスキャンダルが」みたいなことが書いてあったけど、そこまで大げさはことではなかったのが残念。

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2019/04/11

社会部の記者の黄金世代6人の男たちが、それぞれ誇りを持って仕事をしており、その姿に熱くなる。個性的な記者たちの物語が最後にしっかり交わって、一つの物語として完結していて、読み応えがあった。

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2019/04/03
  • ネタバレ

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 一つ一つの話のクオリティは、こよなく素晴らしい。  改元の時の「首相」に対して、東都新聞ならどうする。  

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2019/04/09

東都新聞社社会部に黄金の世代と呼ばれる同期生記者5人が集結。彼らは記者として実績を作り管理職となり、さらに上の数少ないポストを目指して競い合っていた。 そんなギラギラした記者たちの現場への未練と出世競争とのジレンマをテーマとした連絡短篇集。 記者といえど企業に属するサラリーマ...

東都新聞社社会部に黄金の世代と呼ばれる同期生記者5人が集結。彼らは記者として実績を作り管理職となり、さらに上の数少ないポストを目指して競い合っていた。 そんなギラギラした記者たちの現場への未練と出世競争とのジレンマをテーマとした連絡短篇集。 記者といえど企業に属するサラリーマン。上からのプレッシャーもあるし、人事に一喜一憂するし、家族を守る立場もある。そんな組織の中でもがく中で、時々憎み合うことはあっても、同期入社の仲間というのは頼るべき存在なのだ。 仲間とぶつかりながら真剣に仕事ができることって、すごく幸せなことなのかもしれない。

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2019/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「時代」に続いて 本城雅人作品 第159回 直木賞候補 新聞記者経験を生かした スピードとリアリティーのある新聞社内の 人間関係・スクープ合戦・派閥争い 今回は社会部黄金世代の同期6人の物語 それぞれの立場と性格を色濃く エピソードに盛り込んで、 お仕事小説として 興味深く読めた。 立場が違い そして 漢の仕事として誇りを持っているからこそ 言葉足らずな主人公たち この本は 大きな社会の歯車として もがきながら生きている男の人の方がきっと共感するんだと思う。 新聞記者の仕事内容が 少し 政治よりなのが ちょっと面白みに欠けるのか・・・ まぁ 「社会部」がメインだからかもしれないが。 娯楽としては 池井戸潤 の話の方が 分かり易く幅は広いかな。

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2018/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新聞社の社会部同期5人プラス1人の物語。 社会部部長席をめぐって、策略などをめぐらせて壮絶な戦いがあるのかと思いきや、「絆」にあらわされるように、自社のために、真実を追求するためにそれぞれの立場で協力していく男たちの物語だった。これはこれで嫌いじゃないけど、思っていた展開とはちょっと違った。現実にはもっと陰湿だったり、ブラックだったりするのだろう。それでも、新聞社出身の著者が書かれているので、結構リアルなのではないだろうか。ライバルなんだけど、同志っていう関係性には憧れる。

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2018/12/17

同期がぶつかりながら成長していく物語。それぞれを主人公にしたエピソードがあり感情移入させつつ、最後にはそれらが集約されてひとつの形になるという論回しには唸らされた。皆さんは誰派だろうか?

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2018/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新聞社の本社社会部同期6人の物語。 出世競争ものの面白さが前面に出ているのですが、結構社会派小説の面もあってよかったです。 ただ、事件など実在のものを元にしているのはわかるのですが、その踏み込み方に工夫がないのが残念です。 頭文字のアナグラムも子供だましみたいで、そこにミステリー要素を入れなくてもいいのではと思いました。 最後の社会部部長は自分の予想では北川の横滑りかと思いましたが、ダークホースがいて膝を叩いてしまいました。

Posted byブクログ