放課後ひとり同盟 の商品レビュー
ゆる~くつながった連作短編集。 なんともいえないおもしろさだった。 「怒る泣く笑う女子」の三崎ちゃん。つらい来し方だったけど、びっくりしながらも受けとめてくれる人たちにめぐりあえてよかったね。その受けとめてくれる人たちも、みんなそれぞれへんてこなのが、ほかの短編からもわかるし。...
ゆる~くつながった連作短編集。 なんともいえないおもしろさだった。 「怒る泣く笑う女子」の三崎ちゃん。つらい来し方だったけど、びっくりしながらも受けとめてくれる人たちにめぐりあえてよかったね。その受けとめてくれる人たちも、みんなそれぞれへんてこなのが、ほかの短編からもわかるし。ヘンって、受容器を大きくする要素なのかも。 最終編の、三崎の弟のやつもよかったなー。 「ストーリーテラー」の相田クンの話も、なんかあやうくて心に残った。ストーリーテラーと妄想、現実を受けとめるか現実から逃げるか、なんていうことの境界線はほんとうに細くて、あやふやなものなのかもしれない。
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全5話の短編集なのだけれど、それぞれの話が少しずつ繋がっている。 小嶋陽太郎さんの小説を読むといつも思うのですが、文章がまわりくどく感じる反面リズミカルでとても読みやすい。私はそれがすごく好きです。 読んでいて苦しくなる内容もあるのですが、最後には救いの光が見えるような話でした。...
全5話の短編集なのだけれど、それぞれの話が少しずつ繋がっている。 小嶋陽太郎さんの小説を読むといつも思うのですが、文章がまわりくどく感じる反面リズミカルでとても読みやすい。私はそれがすごく好きです。 読んでいて苦しくなる内容もあるのですが、最後には救いの光が見えるような話でした。読み終わって温かい気持ちになれるような。
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傷ついて、悩んで、死にたくなる。 誰にも理解されないんじゃないかと思うとまた絶望する。 だけど思いがけないところから、勇気や優しさや希望となる言葉や味方たちは飛んでくるんだなと思った。 ありがとう、大好きだ! 原田のその後が知りたい。
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