2時間ドラマ40年の軌跡 の商品レビュー

大野茂(著者)

2019/09/16

良くある『二時間サスペンスあるある』といった内容ではなく、二時間サスペンスの制作者サイドから書かれた二時間サスペンス誕生から変遷、そして当時のプロデューサー対談、座談会も収録されている。二時間サスペンス制作の良い部分のみでなく、制作で苦労した部分、近年の番組作りにおける苦言も少し書かれており、頷く部分もあった。

2019/07/09

２時間ドラマの雄「土ワイ」とその「土ワイ」と肩を並べた「火サス」の誕生から終焉までを関係者の声を交えながら語ったヒストリー、今では、チープ等と揶揄される２時間ドラマですが、創世記の熱気と黄金期のコンテンツの豊穣さは、今のテレビにはない活気があり面白かった。
　それにしても、「家政婦は見た」の元ネタは、松本清張だったのは、初めて知った。

2018/08/26

関係者への取材が行き届いた一冊。どうせなら、「土ワイ」「火サス」だけでなく、すべての民放の2時間ドラマについて、詳細を言及してほしかった。