1,800円以上の注文で送料無料

バッグをザックに持ち替えて の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/18

徐々に山に慣れていき、最終的にエベレストまで行っちゃうんだから山の魅力はすごいのだろう。私には出来そうにもないが。だからこそ、ヒイヒイ言いながらも山へ向かうこの本から目が離せなかった。とても読みやすかったです。

Posted byブクログ

2023/09/17

唯川恵って恋愛小説の?と思って読んでみた。 結婚相手が登山する人で、中年になってから登山にハマった様子が書かれている。 若い頃はトレンディ(死語)だった人も年を取るとこうなるのか、キャンプ・登山・アウトドアが流行りの時代の影響なのか。 ともかく山の本というとすごい話、強い人の...

唯川恵って恋愛小説の?と思って読んでみた。 結婚相手が登山する人で、中年になってから登山にハマった様子が書かれている。 若い頃はトレンディ(死語)だった人も年を取るとこうなるのか、キャンプ・登山・アウトドアが流行りの時代の影響なのか。 ともかく山の本というとすごい話、強い人の話が多いので、徐々にステップアップするのには親近感を覚えた。 ただ、山に詳しい人が身近にいるといいけど、そうでないとハードルが高いなと思わされた。

Posted byブクログ

2023/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バッグをザックに持ち替えて 唯川恵 ∞----------------------∞ 全く登山をしない(一応興味はある)私が、「さて、ウォーキングからでも始めるか」という気持ちになった。 著者自身が、"体力もなければ登山の知識もない"という始まりだったので、こんな私でも登れるかもしれないという期待を持ってしまう。 登山グッズに費用がかかるため、普段の服を諦めるという姿勢は素敵だと思った。揃えたからには登らないと!と自分を追い込むこともこういう時は大事だろうね。 山の中で迷ったり何かに呼ばれる話があるあるとして語られてるのは怖い。鎖場がある登山が初心者コースっていうのもかなりの怖さ。 富士山は遠くから眺めるものだと思ってる。エベレストは映像で観るもの、かな。 登山家の田部井淳子さんの半生を描いたという「淳子のてっぺん」はすごく気になる。このエッセイの中だけでもとても愛らしく素晴らしい人。また、その小説を書くために「エベレストが見えるところまで登る」という著者の行動力にも脱帽。エベレスト界隈でのエピソードはとても面白かった。 2023/04/14 読了 (図書館)

Posted byブクログ

2023/05/09

『淳子のてっぺん』を書かれた唯川恵さんの山エッセイ。愛犬のために軽井沢に移住されそこでの暮らしの中で50代半ばにして本格的に登山を始められる。浅間山がホームマウンテンとか羨ましいなあ。てか軽井沢に住んでるから本当に裏山なんで裏山鹿っw 山繋がりで知り合った中に深田良一さんとゆう...

『淳子のてっぺん』を書かれた唯川恵さんの山エッセイ。愛犬のために軽井沢に移住されそこでの暮らしの中で50代半ばにして本格的に登山を始められる。浅間山がホームマウンテンとか羨ましいなあ。てか軽井沢に住んでるから本当に裏山なんで裏山鹿っw 山繋がりで知り合った中に深田良一さんとゆう世界的記録を持つクライマーがみえたとはっw アイガー北壁ダイレクトルート冬季世界第Ⅱ登、エベレスト東南壁登攀参加、ヒマラヤ・ジャヌー北壁世界初登攀、カンチェンジュンガ北壁無酸素世界初登攀とか。私は知りませんでしたけどっw 彼繋がりで田部井淳子さんとも知りあうことになったりと、人脈が凄い。『淳子のてっぺん』の中で隊長がパーティを抜け出して一時帰国したとゆうのはフィクションかと思っていましたが事実だったんですね。個人的な理由の真相は田部井さんも語らず墓場まで持って行ったとは約束を違えない筋の通し方といい流石ですね。その事がなければひょっとして田部井さんじゃなく隊長がエベレストに立っていたりかも!? (余談でした) また彼女の編集者繋がりの人たちもアスリート揃いのようで一緒に登ったりしてるうちに気楽な登山会になったり、それが次第に山岳会と言える程に発展したりで八ヶ岳や谷川岳にも行かれたりと楽しそうでした。 彼女が谷川岳の一ノ倉沢の遭難者レリーフを見て、人間には2種類あると。山を見て登れるはずだと信じる人間と、登れるはずがないと諦める人間。前者が山屋で後者が山好きだと言ってみえました。その定義からすると私は山好きになりますが、それで大満足なんです。クライミングとなるとジャンルが違うと思うのですが減量して体を極限まで鍛えて壁を登るイメージでそんなに早く登れないし死と隣合わせで生を感じるとかどうなんだろう? 尾根沿いのルートとか遠回りして登れば一般登山道から安全に頂上目指す事もできるのに、単純なこだわりこそシンプルに危険なんですけどっw どっから目指しても頂上に行けるわけで達成感と素晴らしい眺望に笑顔が見られる訳だからいいのではと思うのですけどね。 そんなこんなで楽しみ方は人によって様々だけど、唯川さんも色々道具を揃えて凝り出すと結構お金のかかる趣味になってくるんですがザックも4つ持ってるとか、エベレスト街道のトレッキングにも行かれたそうでいいなあっw 最後に、遭難してヘリ救助される女性の話は笑えました。 70kgなのに50kgと過少申告して吊り上げられたらヘリが傾いて危険だったとかw 2重遭難になったら笑い話で済まないので正直に伝えないとダメですねww

Posted byブクログ

2023/02/11

唯川恵さんのエッセイです。 唯川さんの2017年の作品である登山家・田部井淳子さんをモデルにした「淳子のてっぺん」が素晴らしかったので、こちらのエッセイも楽しみにしていました。 初めての登山に懲りていた作者が自宅、軽井沢周辺の登山から始まり、ついにはエベレスト街道まで挑戦して...

唯川恵さんのエッセイです。 唯川さんの2017年の作品である登山家・田部井淳子さんをモデルにした「淳子のてっぺん」が素晴らしかったので、こちらのエッセイも楽しみにしていました。 初めての登山に懲りていた作者が自宅、軽井沢周辺の登山から始まり、ついにはエベレスト街道まで挑戦して行くエッセイで、その努力と勇気に脱帽しました。 登山に纏わる衣類や装備の調達、装備の重要性、富士登山での山小屋のありえない待遇、ラッセル泥棒の話、ザイル問題、山の素晴らしさと怖さ、どれも今まで知らなかった事ばかりで非常に興味深かったです。 今まで唯川恵=恋愛小説家のイメージでしたが、本作ではそれに強さと逞しさも加わり、今後の作品もとても楽しみになりました。 山が好きな方なら大変面白く読めると思いますし、私の様に山について知識のない方でも読みやすい作品となっています。

Posted byブクログ

2023/01/27

山に関する本を渇望していて、出会った本。 山との親交を深めていく経緯がリアルに書かれていて、とても親しみを覚えた。 読み進めて行くうちに、田部井淳子さんのことを深く知りたいと思うようになり、同じく唯川恵さん作の淳子のてっぺんを併読した。  エベレスト界隈の件は、併読するとより分か...

山に関する本を渇望していて、出会った本。 山との親交を深めていく経緯がリアルに書かれていて、とても親しみを覚えた。 読み進めて行くうちに、田部井淳子さんのことを深く知りたいと思うようになり、同じく唯川恵さん作の淳子のてっぺんを併読した。  エベレスト界隈の件は、併読するとより分かりやすくて、いつかエベレスト街道を歩いたみたいという淡い夢が誕生した。

Posted byブクログ

2021/11/09

2021年11月9日読了。図書館で借りた。 登山を始めたきっかけが自分と似ているので、冒頭から興味がわいた。 しかし配偶者が経験者だと、どんどんすごい山に登ることになるんやと、びっくりする。冬山とかエベレストとか、まだまだ自分には、という感じなので、特に登り始めてからしばらくの...

2021年11月9日読了。図書館で借りた。 登山を始めたきっかけが自分と似ているので、冒頭から興味がわいた。 しかし配偶者が経験者だと、どんどんすごい山に登ることになるんやと、びっくりする。冬山とかエベレストとか、まだまだ自分には、という感じなので、特に登り始めてからしばらくの前半部分を身近に感じながら読んだ。歩く時の呼吸の仕方など、参考にしよう。 軽井沢を舞台にして書いたという小説も、次読んでみよう。田部井さんのことを書いた小説も。

Posted byブクログ

2021/10/10

この本を読んだ後、山がより身近に感じられて、著者が、山小屋デビューしたという上高地の横尾山荘を予約した。山小屋というものに、苦手意識があったのだが、ここなら大丈夫かなと思わせてくれたお陰で、涸沢カールの紅葉を楽しむことができた。山荘は、スタッフの努力で、床までピカピカの気持ちの良...

この本を読んだ後、山がより身近に感じられて、著者が、山小屋デビューしたという上高地の横尾山荘を予約した。山小屋というものに、苦手意識があったのだが、ここなら大丈夫かなと思わせてくれたお陰で、涸沢カールの紅葉を楽しむことができた。山荘は、スタッフの努力で、床までピカピカの気持ちの良い宿でした。これからも、身の丈にあったレベルで、さらに山登りを楽しみたい。

Posted byブクログ

2021/08/29

登山の魅力と危険を教えてくれる本。細心の注意を払って適切な装備を身につけてこれからも登山を楽しみたいと思った。

Posted byブクログ

2021/05/10

唯川恵さんの登山をテーマに書かれたエッセイ。 唯川さん原作のドラマ(恋愛偏差値とか、好きだった!)は馴染みがあったけど、作品を読むのは意外にも初! 私があまり恋愛小説を読まないからかな。 私の尊敬するスピードスケートの小平奈緒選手がSNSで紹介されていたため、気になって読んで...

唯川恵さんの登山をテーマに書かれたエッセイ。 唯川さん原作のドラマ(恋愛偏差値とか、好きだった!)は馴染みがあったけど、作品を読むのは意外にも初! 私があまり恋愛小説を読まないからかな。 私の尊敬するスピードスケートの小平奈緒選手がSNSで紹介されていたため、気になって読んでみた。 登山初心者だった唯川さんが、飼い犬のために軽井沢に引っ越したことを機に山に触れる機会が増え、ご自身の「ホームマウンテン」なる浅間山を始め、富士山、ついにはエベレストにまで挑戦する、という登山記録。 蓼科山、南八ヶ岳連峰、北アルプス…。 長野好きの私としても、読みながら長野の山々の風景を想像し、その自然を想いを馳せた。 エッセイ、といっても単なる登山日誌のような 体ではない。登山は下手をすると命の危険を伴うこともある。そのことをしっかりと語られている。 登り方、そこでの登山者との接し方やマナー、日頃の体調管理や装備について、など、ご自身の経験も踏まえながら、丁寧に綴られているため、登山初心者に向けても役立ちそうな内容となっている。また、それぞれの山の簡易地図のイラストも描かれており、イメージしやすい。 そして、やっぱり注目すべきは唯川さんの旦那さんの存在だ。 旦那さんは登山経験者で、唯川さんにとっても心強いリーダー。(文中でもリーダーと記していてなんだかほっこり) そんなリーダーを中心に、毎回、作家仲間だったり仕事関係者の方だったり、数人のチームを組んで登山をする過程が描かれている。 そのリーダーが、実に勇ましく、頼れるのだ。 富士山を登山する中、8合目で力尽きそうになった唯川さんを鼓舞させた場面も凄かったし、ある雪山での登山中、ラッセル(雪の積もった道を人力でルートを作っていく作業)した後を楽についてくるカップルに紳士的に説教し、交替しながら登らないか、と提案したり。エベレストでの判断も見事だった。 (リーダー、かっけーー!) ザイルパートナーの話も考えさせられた。 「ザイルを切らなければ二人とも死ぬ。ザイルを切れば相手が死ぬ。そういう局面に遭遇した場合、あなたはどうしますか?」 その答えは、ザイルを切る。だそうだ。難しすぎる、究極の選択だ。 その項では、「運命を分けたザイル」という実話をもとにした映画が紹介されていた。いつか見てみたいと思った。 また、女性登山家で初めてエベレスト登頂を果たしたという田部井淳子さんをモデルにした、唯川さんの小説「淳子のてっぺん」も、次に読んでみたいと思った。 私は体力もないし山小屋で眠れる自信もないため、大掛かりな登山はきっと無理だろう。。 だけど、山の自然に触れることは大好きだ。今度、軽めの登山なら行きたいな、と思った。

Posted byブクログ