銀行員はどう生きるか の商品レビュー
銀行と銀行員に起こっている現実、これから起こりうるであろう将来について再考させられた。 変わらない事で市場から退場させられると言うのであれば、否が応でも考え方や働き方を変化させざる得ないだろうと思う。 銀行員だからというわけではなく、それを購入する人と利用する人の視点に立って物事...
銀行と銀行員に起こっている現実、これから起こりうるであろう将来について再考させられた。 変わらない事で市場から退場させられると言うのであれば、否が応でも考え方や働き方を変化させざる得ないだろうと思う。 銀行員だからというわけではなく、それを購入する人と利用する人の視点に立って物事を考えるのは新たな時代における必要不可欠なスキルであると思う。 結果的に銀行において最も必要な信頼、信用を得られるだろう。看板=信用の時代はとっくの昔に終わりを告げている。
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びっくりするほどの内容があるわけではありませんが、やはり銀行員は変わらざるを得ない、それも相当なスピードで、ということを丁寧に説明している。とりあえず三井住友銀行アゲなのは、それだけ革新的だからにせよちょっと興味深い。
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タイトルに惹かれて購入。著者の浪川攻氏はきんざいとかでも勤務経験のあるジャーナリスト。2018年4月出版。 感想。 特にありません。 備忘録。 ・銀行が構造不況業種と言われて久しい、という話。 ・人員削減を断行し始めたのが、なぜ地方銀行でなくメガバンクなのか。マイナス金利・人口減のダメージを海外部門でカバーし難いと思われる地方銀行ではなく。 ・著者があげた理由。リーマンショック後、欧米の巨大金融機関が資産圧縮を勧める中、メガバンクは海外部門を拡大させて業績を伸ばしてきた。しかし、海外部門を維持拡大するのは大変。欧米の金融機関復調と競争激化、兵站としてのドル預金の獲得(含むドル調達コスト増)がネック。国内も収益力をあげないと、とのこと。 ・仕事をITに代替し、浮いた人材を別のセクションに移す。そこから玉突きで成長分野に回せる人材を選りすぐり投入する。イメージらしい。
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銀行は安定しているというレッテルのもと、これまでメガバンクは就職人気ランキング上位に名を連ねていた。 しかし、そのメガバンクの2019年新卒採用では、3行とも採用人数減という方向性が打ち出された。 安泰な大手銀行の大量採用はどこへ消えていったのか。 さらには、採用だけではなく、従...
銀行は安定しているというレッテルのもと、これまでメガバンクは就職人気ランキング上位に名を連ねていた。 しかし、そのメガバンクの2019年新卒採用では、3行とも採用人数減という方向性が打ち出された。 安泰な大手銀行の大量採用はどこへ消えていったのか。 さらには、採用だけではなく、従業員数も減らす方針が示された。 日銀によるマイナス金利政策、人口減少、フィンテックの台頭等により、これまでの銀行業務では時代の流れにそぐわなくなってきている。 待たされる銀行での手続き、送金システムが24時間365日でない状況、謎に高い取引手数料、今まで当たり前と思っていたことが、デジタライザーションという抜本的な変革により、待たなくて良い、安く取引できるという、新たな波が生まれてきた。 当然、顧客は銀行へ行く必要もなくなり、銀行とは違う手段によって、お金のやりとりを行うようになってきた。 フィンテックにより瞬時に取引できる顧客の利便性向上と圧倒的なコスト効率化に、銀行は闘っていかなければならない。変化を拒めば、形勢が不利な状況になり、後手後手になっていく。 安定した銀行員のイメージは崩れかかっており、いち早く転職を行う者、これからの変化に対応していく者、変化に飲み込まれていく者等、確実に変わろうとしている。 数年後、日本の銀行がどうなっているのか。そこで働く銀行員はどんなイメージとなっているのか。大変な世の中になってきたものだ。
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謎の三井住友銀行推し。一貫して銀行にデジタライゼーションを求める流れで、銀行員そのものに焦点を当てるボリュームが極端に少ない。セカンドキャリアに迷う50歳の銀行員ではなく、30歳前に辞めてしまう銀行員をもっと掘り下げて欲しかった。 期待していなかったが、アメリカの銀行の動きについ...
謎の三井住友銀行推し。一貫して銀行にデジタライゼーションを求める流れで、銀行員そのものに焦点を当てるボリュームが極端に少ない。セカンドキャリアに迷う50歳の銀行員ではなく、30歳前に辞めてしまう銀行員をもっと掘り下げて欲しかった。 期待していなかったが、アメリカの銀行の動きについては興味深かった。
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どこかで聞いたような話が多かった 個が核となる方向性 銀行に何を求めてるのかではなく、銀行員という私に何を求めてるのかを個が考えることの方が重要
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