グリフォンズ・ガーデン の商品レビュー
難しいのに、すらすらテンポがいいので夢中で読めた。 しかも、これって1992年に発表されたんですね! 無限の物語なんてあるのかな、、、 エントロピーが高い物語でした。
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読書備忘録756号。 ★★★☆。 表紙グラフィックと作品名がなんとなく個人的なセンスにぴったり来たのと、工学系の物語っぽかったので衝動的に読んでみました。 ワクワク感が無い分、★4とかでは無かったですが、結局どういうことなんだろうか?という読者の想像でどうとでもなる物語でした...
読書備忘録756号。 ★★★☆。 表紙グラフィックと作品名がなんとなく個人的なセンスにぴったり来たのと、工学系の物語っぽかったので衝動的に読んでみました。 ワクワク感が無い分、★4とかでは無かったですが、結局どういうことなんだろうか?という読者の想像でどうとでもなる物語でした。 小説の構成は、PRIMARY WORLDと、DUAL WORLDの2つの世界を交互に、それぞれ、ぼくとガールフレンド2人の物語が語られる。 「PRIMARY WORLD」 ぼくとガールフレンドの由美子は、ぼくの就職先である札幌の新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)、敷地内にグリフォンの石像が至る所にあることからグリフォンズ・ガーデンと呼ばれる知能工学研究所に赴任する。 由美子は北大の博士課程に通いながら週一でTVのお天気キャスターを務める。2人は同棲。 グリフォンズ・ガーデンでは、非公開のIDA-10というバイオ(有機)コンピュータを開発し試験運用していた。 ぼくは、IDA-10の中の一角にデュアルワールド・システム(DWS)という仮想世界を構築し、人工知能とも言える人格を形成する研究をしていた。 「DUAL WORLD」 ぼくは東京の大学のマスター課程で経済学を学ぶ学生。そしてガールフレンドの佳奈は17歳。 実はこの佳奈。PRIMARY WORLDのぼくが夢で見た見ず知らずの女性。ということでこのDUAL WORLDがPRIMARY WORLDのぼくがDWS上に構成された仮想現実の世界であることが分かる。この時点では・・・。 物語は、PRIMARY WORLDとDUAL WORLDを交互に繰り返しながら進む。 PRIMARY WORLDでは、ぼくは神であり、DWS上の人格が独り歩きすることはない、条件、情報を追加しないとその先が進まないという、極々理解しやすい仮定で物語が進む。物語は良くある男女の恋愛物語。同棲する由美子とのちょいちょいストレス抱える日々の生活と言っても良い。あと、研究所の女性上司藤野とのうす~い三角関係・・・。 DUAL WORLDでは、ぼくが、幼馴染みの女子長澤から連絡を貰い、感覚遮断実験という医療実験の被験者になるストーリーがメインとなって話が進むが、こちらも所謂恋愛物語。そして、長澤も含めたうす~い三角関係・・・。 そしてぼくが、札幌のICOTに誘われるという流れになる。その研究所の名前はセプテンバ・アイランド。笑 そして、ぼくは佳奈にプロポーズをして、結婚を前提に2人で札幌に旅立つ。 そしてぼくは夢をみる。そこに出来てた女性は由美子。 現実世界と仮想世界。 主従であるはずなのに、仮想世界に現実世界の女性の名前が出てきた。ん? 現実世界のぼくが情報入力したのか?いやいや違う。 現実世界ではぼくが使っていたIDA-10の領域は初期化されたはず。ん? どいうこと?どっちも仮想世界の、所謂PRIMARYとSECONDARY(DUAL)という関係?仮想世界の間でコンタミ(Contamination)が起きたということ? まあ、勝手に想像して楽しんでくれ、ということなんでしょうが、ストーリーがワクワク感無い恋愛物語なので、どうでも良くない?ってなってしまいました。笑 この作者の本。「プラネタリウムの外側」という作品も借りて神戸に戻ってきているので、これも読んでみたいと思います。
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現実世界とコンピュータ内に作られた世界が交互に語られる。 工学、認知、哲学、いろんなやりとりがロマンチックに聞こえる不思議。 そして早瀬さんが書く女性が魅力的なんだよ。そうなんだよ。(こんな人いるわけないじゃん、というツッコミは無視します)
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世界は所与なのかな、、、 どうであれ楽しく生きれればなんでもいいけど、そんな楽観的な阿呆にいろいろ考えさせてくれたこの本に感謝。未来においてインプットされた記憶!って頭でずっとぐるぐるしてる!ずーっとぐるぐるしてる!
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もっと早瀬さんの書いた話を読んでみたいのだけれど。他のをまた読み返そう。 「いつかは、あなたと一緒に暮らす日が来るんだろうって思っていた。ずっとそう信じていたけれども、なんだか信じられない。現実のような物語の中にいるみたい」 ぼくは、現実のような物語ではなく、物語みたいな現実にいる気分だった。 「いつまでも聞こえているといいね。あなたにはわたしのピアノの音が聞こえて、わたしにはあなたの拍手の音が聞こえていたら」 「そんな言い方しないで。恋が冷めちゃったら、わたしはここにいる必要がないんだから」… 「由美子は、この街が嫌い?」 「好きよ。けれども、恋の冷めたあなたとこの街にいる必要はどこにもない。だから、そんな短絡的に考えないで」
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未必のマクベスから早瀬耕に入り、購入。 圧倒的に相性のいい書き方。 テンポも工学的な話がつらつらと、 そしてSF的に進んでいく話はすらすらと読める。 よき。
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読み終わった後も「えっ、えっ」と混乱している。主人公がAIの研究をする話。工学、哲学、心理、数学、言語...と興味のある話題てんこもりで良かったわ。それらのジャンルを恋人と延々と喋ってるのも好きだわ。てか僕の理想すぎて憧れるわ。恋人と無限に喋りまくれる関係を作りたいわ。ネタバレし...
読み終わった後も「えっ、えっ」と混乱している。主人公がAIの研究をする話。工学、哲学、心理、数学、言語...と興味のある話題てんこもりで良かったわ。それらのジャンルを恋人と延々と喋ってるのも好きだわ。てか僕の理想すぎて憧れるわ。恋人と無限に喋りまくれる関係を作りたいわ。ネタバレしないように書くのは難しいなぁ。しかし、どっちがどっちなんだろう…、いや、その問いそのものも意味をなさないんじゃないかとすら思えてくる。これはもう一回ゆっくり読みたい作品。自我とは?世界とは?
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いまいち。盛り上がりに欠けた。読んでいて眠くなり、居眠りしながら読んだ。 DWSをサスペンドして意図せず休みになったところで、何か起こると思ったけど、そうはならなかった。
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何だか訳が分からんうちに読み終わってしまった。一応、登場人物たちが交わす会話がおもしろかったのか。現実と夢は区別がつかないということかな。胡蝶の夢?二組の恋人たちには全くすれ違いはないんだね。男のほうが視点人物でいながら、漂う感情は彼女の方だ。こんなところでも効果をねらっていたの...
何だか訳が分からんうちに読み終わってしまった。一応、登場人物たちが交わす会話がおもしろかったのか。現実と夢は区別がつかないということかな。胡蝶の夢?二組の恋人たちには全くすれ違いはないんだね。男のほうが視点人物でいながら、漂う感情は彼女の方だ。こんなところでも効果をねらっていたのかな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
専門用語と難解な会話が多すぎて、半分どころか九割方理解できていないような気がするのですが、それでも嫌になることなく読み進めていける不思議。主人公はじめ、いかにも理系らしい、「めんどうくさい」考え方が、見ようによってはとても純粋で可愛らしいです。 このお話も、リアルと非リアルの境界が曖昧で、白昼夢や幻覚めいた世界に浸るのがまた楽しい。せめて半分理解出来たらな……もっともっと面白いんだろうけどなぁ……。
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