教養としての10年代アニメ の商品レビュー
そもそも、評論というのは作品の著者の意見にかかわらず、文化的潮流や作品内での多作品へのオマージュ等を第三者的に評価・論評したものだと理解している。つまりは、他人/一視聴者による「かってな」意見の集合である。本質的には個々のアニメ作品の評価とは一切関係を持たないところではあるが、一...
そもそも、評論というのは作品の著者の意見にかかわらず、文化的潮流や作品内での多作品へのオマージュ等を第三者的に評価・論評したものだと理解している。つまりは、他人/一視聴者による「かってな」意見の集合である。本質的には個々のアニメ作品の評価とは一切関係を持たないところではあるが、一方で作品をより理解する上での指南書となることも否めない。本著も「そうなのか?」と思うところもあったけれど、一方「なるほど」と膝を打つ指摘もあった。 結局のところ本著し関して思ったところは、「著者町口氏はアニメを愛している」ということ。(意見の相違はあれども)面白かったです。久しぶりにライプニッツを読もうと思いました。
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