1,800円以上の注文で送料無料

コクルおばあさんとねこ の商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/03/23

「コクルおばあさんは、ロンドンの町のふうせん売り。黒ねこのピーターをかわいがっています。あるとき、悪いお天気がつづいてさかなの値段が上がり、おばあさんはピーターにさかなを買ってやれなくなりました。するとピーターは家出してしまいました。心配のあまり、ひどくやせてしまったおばあさんは...

「コクルおばあさんは、ロンドンの町のふうせん売り。黒ねこのピーターをかわいがっています。あるとき、悪いお天気がつづいてさかなの値段が上がり、おばあさんはピーターにさかなを買ってやれなくなりました。するとピーターは家出してしまいました。心配のあまり、ひどくやせてしまったおばあさんは、強い風のふくある日、ふうせんにひっぱられて空にまいあがり…? 英国の名手ピアスによる短編を、オリジナルの絵とともに幼年童話の形で出版!」

Posted byブクログ

2022/12/20

フィリパ・ピアスによる短篇。挿絵は、ケイト・グリーナウェイ賞の画家アントニー・メイトランド。高い高い家のやねの上から眺める工場の煙突や教会の塔。ぶあつい雲の上に広がっていた明るくかがやく青空と、雲の上から見下ろすロンドンの町並み。テームズ川の川口の先に広がる生まれてはじめての海。...

フィリパ・ピアスによる短篇。挿絵は、ケイト・グリーナウェイ賞の画家アントニー・メイトランド。高い高い家のやねの上から眺める工場の煙突や教会の塔。ぶあつい雲の上に広がっていた明るくかがやく青空と、雲の上から見下ろすロンドンの町並み。テームズ川の川口の先に広がる生まれてはじめての海。とても見晴らしが良く気持ちまで晴れるような作品です。─外のはげしい風が、まどをカタコトたたく夜、ピーターは、だんろのまえに、コクルおばあさんといっしょにならんですわります。─ おばあさんとピーターの再会シーンとあわせて、とても好きなシーンです。揺り椅子に腰かけて体を前後ろに揺らしながら編み物をするおばあさん。ときどき見つめ合うおばあさんと黒猫ピーターが目に浮かびます。挿絵も味わい深くて◎

Posted byブクログ

2022/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かんたんなあらすじとしては大切に思っていた猫さんがいなくなりショックをうけたおばあさんがひどくおちこんで風船で空を飛ぶよ。 ファンタジーだから細かいことは気にしない。 ポイントは猫を探しに風船で空を飛んだわけではなく、成り行きって感じのところ。 おばさんがめっちゃ流暢に空を飛ぶシーンが、なんだか笑ってしまった。 最終的に海に落ち、漁師に助けてもらうんだけど、そこにちゃっかり猫さんいて、さらにちゃっかり、漁師と同棲してくるおばあさん。 児童書の洋書、すっごく可愛いくて好き。

Posted byブクログ

2021/08/17

ピアスの幼年童話! ロンドンを舞台にしながらメアリー・ポピンズさながら風船とかさを手に空を飛ぶ様子が素敵。 ネコのピーターとの別れは悲しかったけれど、再会したとき、ピーターがはずかしそうに遠慮がちに近づく様子がいじらしかったです。 2年生ぐらいからおすすめ。

Posted byブクログ

2021/03/08

やさしい幼年童話。 とっても単純なお話しながら、猫のピーターの心の声、おばあさんの細やかな心遣いが描かれているのがピアスらしい個性をかんじます。 ロンドンの高い建物のてっぺんにくらす、コクルおばあさん。毎日84段の階段を登ったり、降りたり。 そして、毎日欠かさず、風船を売る商売...

やさしい幼年童話。 とっても単純なお話しながら、猫のピーターの心の声、おばあさんの細やかな心遣いが描かれているのがピアスらしい個性をかんじます。 ロンドンの高い建物のてっぺんにくらす、コクルおばあさん。毎日84段の階段を登ったり、降りたり。 そして、毎日欠かさず、風船を売る商売で、猫のピーターに新鮮な魚を買ってやり、楽しくくらしている。 ところが、雨が長く続く日々が続き、 魚の値段が上がり、新鮮な魚をピーターにやれなくなる。ピーターは、魚を求めて、家を飛び出してしまった。 ピーターがいなくなって、寂しくてしかたなく、食欲もなく、すっかりやせ細ってしまったおばあさん… 風の強いある日、風船と一緒に空中に浮いて、そのまま空へと飛んでいってしまった… ピーターのことなど忘れて雲をけって歩くおばあさん、さてさて、ピーターに巡り会えるのでしょうか。

Posted byブクログ

2020/09/02

風船売りのコクルおばあさんは、黒ねこのピーターと一緒にしあわせに暮らしていました。ところが悪天候が続いたため魚が値上がりし、おばあさんはピーターの大好物の魚を買ってあげることができなくなってしまいました。ピーターは魚が食べられない暮らしにいや気がさし、家出をしてしまいます。ピータ...

風船売りのコクルおばあさんは、黒ねこのピーターと一緒にしあわせに暮らしていました。ところが悪天候が続いたため魚が値上がりし、おばあさんはピーターの大好物の魚を買ってあげることができなくなってしまいました。ピーターは魚が食べられない暮らしにいや気がさし、家出をしてしまいます。ピーターを心配するあまり、どんどんやせてしまったコクルおばあさん。ついに、強い風にあおられ風船ごと空へと吹き飛んでしまいます。コクルおばあさんは無事に家へ帰ることができるのでしょうか?

Posted byブクログ

2018/07/25

ピアスの短編を出版社とさし絵を変えて刊行。 風船売りのコクルおばあさんとお魚大好きな猫ピーターのお話。おばあさんが風船と一緒に雲の上をお散歩する描写が素敵です。

Posted byブクログ

2018/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お年寄りに関する物語を探していて手にした。 コクルおばあさんは、ロンドンの町のふうせん売りです。 黒ねこのピーターといっしょに住んでいます。 ある日、ピーターの好きなさかなが手に入らなくなり、ピーターは家出してしまいました……。 『トムは真夜中の庭で』が大好きなので、期待していた。 だが、半分以上読んだくらいから、がっかりしてしまった。 ふうせんで飛ぶところまではおもしろかったけれど、その後が続かない感じ。 終わり方も腑に落ちない。 ケイト・グリーナウェイ賞を受賞したという、アントニー・メイトランドの絵はすてきです。 復刊したということは購入できないときがあったということで、購入できなくなっていたということは、やっぱり……などと考えてしまった。

Posted byブクログ

2018/06/30

ピアスは大好きな作家で、この本は表紙の猫がとても素敵なので、手に取った。  まあ、悪い話ではないけど、ピアスはどちらかというと犬が好きなんだと思う。 そりゃ猫は美味しいものの次に飼い主(と本猫が思っているかはわからないが)が好き、と平気で言いそうな生き物ではあるが、飼い主の生活...

ピアスは大好きな作家で、この本は表紙の猫がとても素敵なので、手に取った。  まあ、悪い話ではないけど、ピアスはどちらかというと犬が好きなんだと思う。 そりゃ猫は美味しいものの次に飼い主(と本猫が思っているかはわからないが)が好き、と平気で言いそうな生き物ではあるが、飼い主の生活が苦しくなって、美味しいものが食べられなくなったからって、飼い主を捨てて出ていくってことはないと思う。思い出して「あれが食べたい」と言うとは思うけど。 出てくるもう一匹の猫も意地悪だし。猫って意地悪じゃないよ。どんなに苦しい状況のノラでも。生きることに必死なだけで。  おばあさんの解決方法を受け入れる漁師がすごい。しかも、おばあさんは猫がもとは自分の猫だったてことは言わないので「よく可愛がってくれる」と感謝しているのも面白い。おばあさんより、猫より、この漁師が魅力的。

Posted byブクログ

2018/06/25

コクルおばあさんは、黒ねこのピーターをかわいがっていました。あるとき、魚の値段が上がり、ピーターに魚を買ってやれなくなりました。すると、怒ったピーターは、家出をしてしまいました。心配で心配ですっかりやせてしまったおばあさんは、売り物の風船をふくらませたとたん、風にさらわれて空に舞...

コクルおばあさんは、黒ねこのピーターをかわいがっていました。あるとき、魚の値段が上がり、ピーターに魚を買ってやれなくなりました。すると、怒ったピーターは、家出をしてしまいました。心配で心配ですっかりやせてしまったおばあさんは、売り物の風船をふくらませたとたん、風にさらわれて空に舞い上がり…。

Posted byブクログ