億万長者サッカークラブ の商品レビュー
ロシア・ウクライナ戦争をきっかけに知ることになったロシアのオリガルヒ(新興財閥)。 その中でも最近ニュースで取り上げられているのが名門サッカークラブチェルシーのオーナー、アブラモビッチ氏です。 経済制裁によってアブラモビッチ氏の資産が凍結され、それに伴いチェルシーの運営が立ち...
ロシア・ウクライナ戦争をきっかけに知ることになったロシアのオリガルヒ(新興財閥)。 その中でも最近ニュースで取り上げられているのが名門サッカークラブチェルシーのオーナー、アブラモビッチ氏です。 経済制裁によってアブラモビッチ氏の資産が凍結され、それに伴いチェルシーの運営が立ち行かなくなるというニュースには私も衝撃を受けました。 この本はそんなアブラモビッチ氏とは何者なのか、そしてなぜチェルシーのオーナーとなったのかを知ることができる作品です。
Posted by
ヨーロッパサッカークラブのビッグクラブが世界の億万長者によってもたらされる現象に以前から興味を持っていた。この本はそうした興味を満足させるだけでなくその背景として政治経済、社会の変化、文化の側面もみていきながら現象の要因も描かれる。富と権力を持つ政治エリート、経済エリートが自らの...
ヨーロッパサッカークラブのビッグクラブが世界の億万長者によってもたらされる現象に以前から興味を持っていた。この本はそうした興味を満足させるだけでなくその背景として政治経済、社会の変化、文化の側面もみていきながら現象の要因も描かれる。富と権力を持つ政治エリート、経済エリートが自らの立場やその国家を固めるために暗躍する様態を浮かび上がらせる。
Posted by
サポーターを幸福にできれば億万長者オーナーは悪くないとは思うが 英国人ライターによる、ここ十数年顕著な、有名サッカークラブを買い漁っている億万長者、ニューリッチ層のルポ。 彼らの買収に至った背景、狙い(必ずしも明確でないものも多い)が詳細な取材をもとに語られる。 概ね、対局的な...
サポーターを幸福にできれば億万長者オーナーは悪くないとは思うが 英国人ライターによる、ここ十数年顕著な、有名サッカークラブを買い漁っている億万長者、ニューリッチ層のルポ。 彼らの買収に至った背景、狙い(必ずしも明確でないものも多い)が詳細な取材をもとに語られる。 概ね、対局的な存在の貧困層、出稼ぎ労働者、翻弄されるサポーターらの側に寄り添った記述が目立ち、億万長者へは批判的である。 だが、サポーターの幸福度合い(巨額資本で補強、タイトル獲得でビッグクラブに成り上がること)を考えると億万長者オーナーの登場は否定できないところが難しいところ。 プレミアでは、まさにウィンブルドン現象よろしく、オーナーに同国人的なものは求めない風土がある。 また、巨額マネーによる世界サッカー界への影響を総括的に述べて欲しかった。 ・移籍市場の高騰、各リーグ間格差 ・放映・配信権契約への影響(Jリーグはいまのところ恩恵を受けているが) ・観客動員数への地道な取り組みって、本当にもう古いのか? でも、億万長者たちも根っこでは、サッカーが好きなのだろうなとは思う。 その他 ?アブラモヴィッチ(露オリガルヒ)は、プーチンが翻意したときの保険としてヨーロッパの公人となるためにチェルシーのオーナーとなった。 非常に納得感がある。 ?米国スポーツビジネスは、鬼畜な手法を取る。戦略的なホームタウンの変更、自治体への揺さぶり、スタジアム建設費を税金でまかなわせる。 ?中国のサッカー買収は利益など出ていないが、損失分は習近平へのパイプづくりとみなされている。 ?レスターのオーナーのタイ富豪の本業は空港土産店だが、独占でやっていても億万長者になれるものなのだろうか?そこが疑問。 ?UAE、カタールはカファラ主義で外国人労働者を非人道的に搾取している。次回カタールW杯は反対意見も根強い。 ?2部、3部あたりのクラブは、得体の知れない億万長者が現れて、突然消息不明になることが多い。 カタールのように買収後、アフリカ人(帰化選手候補として育成している)を15人も連れてくるのも怖いが。
Posted by
英国人ジャーナリストによる、世界サッカーに関するルポルタージュ。よく取材されており、大きなビジネスとなっている世界サッカー界の現状を、なんとなく理解できた。全体の記述が冗長で、取材の結果をダラダラと書いているため読みにくい。サッカーに関することだけではなく、富豪と貧民との差など、...
英国人ジャーナリストによる、世界サッカーに関するルポルタージュ。よく取材されており、大きなビジネスとなっている世界サッカー界の現状を、なんとなく理解できた。全体の記述が冗長で、取材の結果をダラダラと書いているため読みにくい。サッカーに関することだけではなく、富豪と貧民との差など、社会にも焦点を当てており、まとまりがない。何を言いたいのか理解が困難な本であった。
Posted by
サッカークラブの金満オーナーの実態、中国の国家的政策、中東マネーの凄さと危うさ、サッカーバブルは踊る!
Posted by
- 1