産声のない天使たち の商品レビュー
喜びばかりの現場ではないことはわかっていた。 だけど、そんな環境の中に喜びに満ちている人と同じ環境にいなければいけないつらさ、突然の出来事、はどれほどなのかとても想像ができないと思った。 赤ちゃん訪問はあるけれど、死産の場合はない。 一番支援が必要な人に、その支援をする制度、根拠...
喜びばかりの現場ではないことはわかっていた。 だけど、そんな環境の中に喜びに満ちている人と同じ環境にいなければいけないつらさ、突然の出来事、はどれほどなのかとても想像ができないと思った。 赤ちゃん訪問はあるけれど、死産の場合はない。 一番支援が必要な人に、その支援をする制度、根拠法もない。産後の女性、であることは同じなのに。 母子保健法の中で、大きな穴があるということを認識し、根本的に考えないといけないと思った。 だけど、経験した人にしかわからない、人によっても捉え方、考え方がまるで違うこともある。 とても繊細で難しい問題だと思った。
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妊娠や出産は幸せそうなものに見えて、苦しい時もあって、お母さんは本当に強いな〜って思わせてくれる本でしたт т この現実は、みんなが知っておくべきことだなと感じました。
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妊娠=出産ではない。妊娠は奇跡の連続で、直前まで幸せなマタニティライフを送れていても一転して地獄へ落とされることもある。おめでとうと言ってもらえない、戸籍にも載らない小さな生命。私も自分が流産しなかったら知ろうとしなかった世界。ただただ悲しくて気持ちの整理が出来ない。こんな悲しい...
妊娠=出産ではない。妊娠は奇跡の連続で、直前まで幸せなマタニティライフを送れていても一転して地獄へ落とされることもある。おめでとうと言ってもらえない、戸籍にも載らない小さな生命。私も自分が流産しなかったら知ろうとしなかった世界。ただただ悲しくて気持ちの整理が出来ない。こんな悲しい出来事があるなんて。
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これから妊娠を考える中で、以前から気になっていた本書を読んでみた。 妊娠出産は、本当に奇跡と改めて気が付けたとともに、少しこわくなった。 誰がどんな体験をしているか分からないからこそ、想像して、思いやれる気持ちでいたいと思った。
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2人目の時に初めて死産を経験し、インターネット上でこの本をみつけ読みました。 今まで切迫流産と切迫早産の違いも知らなかった私は、自分が死産を経験して初めて知ったことがたくさんあります。 それでもまだ、自分が経験したことは、たくさんの妊婦さんが経験してきたほんの一部の経験であり...
2人目の時に初めて死産を経験し、インターネット上でこの本をみつけ読みました。 今まで切迫流産と切迫早産の違いも知らなかった私は、自分が死産を経験して初めて知ったことがたくさんあります。 それでもまだ、自分が経験したことは、たくさんの妊婦さんが経験してきたほんの一部の経験であり、赤ちゃんが無事に誕生して育っていくまでには色々な可能性があります。突如時間を制限され、究極の選択を迫られます。 この本はそんな、お産に起こりうる可能性、誰にも起こりうる実話を知ることができます。 前もって知ることで自分だったらどうするだろうと考えることができます。当事者になった時、少しでも後悔のない選択をしていくために良い本です。 ドラマ『コウノドリ』もこの本を読んだ後に観ましたが、お勧めです。
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妊娠すれば楽しいマタニティライフを送り当たり前に元気な赤ちゃんが生まれてくる… 医療従事者でもない限りそう思うのが当然だと思います。学校でも教えてくれない、自分が、ごく近しい人が経験して初めて知る夫婦が多いんだと思います。 私もその一人でした。 過剰に恐れるのも精神衛生上悪いと...
妊娠すれば楽しいマタニティライフを送り当たり前に元気な赤ちゃんが生まれてくる… 医療従事者でもない限りそう思うのが当然だと思います。学校でも教えてくれない、自分が、ごく近しい人が経験して初めて知る夫婦が多いんだと思います。 私もその一人でした。 過剰に恐れるのも精神衛生上悪いとは思いますが命はそういう奇跡の連続、今生きていることはたまたまなんだと思わされました。 インタビューに答えてくれた父母たちは勇気があると思います。 読んでよかったです。
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周産期医療の高度化により、不妊治療などは昨今注目を集めているが、死産やハイリスク出産についてはまだまだ知らない人も多いと思う。 我が身に起こらないとも限らないことを胸にとどめておきたい。 この時期に出会えてよかった一冊。 2024年10月 再読
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ここしばらく、高校のリストを、作っているせいか、小学校にはいれない本が目につくようになった。 「産声のない天使たち」 は、死産、あるいは、生まれてすぐ亡くなった子どもの親たちへのインタビューである。 産科、というところは新しい赤ちゃんを迎える喜ばしいところ、のイメージがある、と思...
ここしばらく、高校のリストを、作っているせいか、小学校にはいれない本が目につくようになった。 「産声のない天使たち」 は、死産、あるいは、生まれてすぐ亡くなった子どもの親たちへのインタビューである。 産科、というところは新しい赤ちゃんを迎える喜ばしいところ、のイメージがある、と思うが、その1/50の家族は子どもの死に直面しているのだ、というのは知らなかった。 だが、生まれてきてわずかしか生きなかったのにも関わらず、その子たちは親の意識を変え、その後の人生を(時には劇的に)変え、ある意味、生き続けているのだ。 同じ悲しみを抱えている人と出会うのは一種の救いにもなる。 どうしても言えなかったことが声にできるようになったり、本当の意味でわかってくれる人と悲しみあえるのは人を強くする。 高校の図書館には「妊娠カレンダー」と一緒に、この本も置いて欲しい。 読んだ高校生のなかから、産科医になるひとが現れないとも限らないのだから……。 2018/07/25 更新
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第一子は早産でNICUに入りました。受け入れ拒否で県外の病院に搬送されたこと、他の人が母子同室の中で搾乳したこと、面会時間・回数が限られ廊下から遠く離れた保育器の我が子を眺めるだけだったこと…忘れたことはありません。 第二子は心拍確認後に稽留流産、なぜ私は普通に赤ちゃんが産めない...
第一子は早産でNICUに入りました。受け入れ拒否で県外の病院に搬送されたこと、他の人が母子同室の中で搾乳したこと、面会時間・回数が限られ廊下から遠く離れた保育器の我が子を眺めるだけだったこと…忘れたことはありません。 第二子は心拍確認後に稽留流産、なぜ私は普通に赤ちゃんが産めないんだろうと悩みました。 でも、妊娠すること、元気な赤ちゃんが生まれること、子どもが成長していくことが当たり前ではないと知り、小さなことにも感謝して、感動するようになりました。 死産された方の苦しみは、想像よりはるかにつらい経験だと思います。痛みをわかちあうことはできなくても、世の中にはこんなにもつらく悲しい妊娠・出産があることを知るだけで、ほんの少しかも知れませんが寄り添えたらと思います。
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