日本核武装(下) の商品レビュー
なかなかの長編だったが一気に読んでしまった。 フィクションだけどノンフィクションのような未来の話のようで「今」のことのような、、、
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背筋が寒くなる! 日本の国防を「核の抑止力」から語ったサスペンス。 近未来の日本の姿をシミュレーションしている様な展開でした。 下巻では ようやく核爆弾を見つけたと思っていたところ、何者かの勢力によってそれが奪われてしまいます。 結論上は、自衛隊の別の組織がその爆弾を無力化した...
背筋が寒くなる! 日本の国防を「核の抑止力」から語ったサスペンス。 近未来の日本の姿をシミュレーションしている様な展開でした。 下巻では ようやく核爆弾を見つけたと思っていたところ、何者かの勢力によってそれが奪われてしまいます。 結論上は、自衛隊の別の組織がその爆弾を無力化したことになっていますが、腹落ちしない真名瀬は独自で捜査を続けることに。 そんな中、再び尖閣で中国と自衛隊のにらみ合いが軍事衝突が起こりかねないほど緊迫感を増していきます。 真名瀬は最後の手段に! 核爆弾を有事回避の交渉手段に使えないか奔走します。 本物の核爆弾を中国、米国に見せることで、日本の核保有、開発力を見せつけ、軍事衝突を回避させる。 極秘裏に日本は核保有国となるのか? 軍事衝突は回避できるのか? そして、クライマックス! といった手に汗握る展開です。 ラストに向けては、ご都合主義的な展開になっていますが、それはそれ! 今の日本の立場を十分理解することが出来ます。 本書の解説として、安全保障専門家の方から日本の核武装の実現性についてコメントされています。 本書では日本の国防を「核の抑止力」を使ったノンフィクションということになっていますが、 今まさに日本の国防について真剣に一人ひとりが考えなければと思います。 誰が、そして、何が国民を守るのか お勧め
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こうして平凡な休日を過ごせている中で、今の日本のフィクションでありノンフィクションである現実が痛感させる一冊
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非核三原則を厳守する日本で核爆弾で戦争を阻止する。この国最大のタブーに踏み込む予言的サスペンス小説。
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著者の高島哲夫氏は、日本原子力研究所の研究員であったと言う経歴ももっているので、原爆、核物質に関する描写は、中々リアルで精緻。自身の活動経験を、上手く活かしていますね。 中身的には、いまの日本を取り巻く世界情勢も加味されていて、そう言う所も、完全なフィクションと言うより、近未来...
著者の高島哲夫氏は、日本原子力研究所の研究員であったと言う経歴ももっているので、原爆、核物質に関する描写は、中々リアルで精緻。自身の活動経験を、上手く活かしていますね。 中身的には、いまの日本を取り巻く世界情勢も加味されていて、そう言う所も、完全なフィクションと言うより、近未来小説的な雰囲気を感じさせる要素かもしれません。 核武装は話が飛びすぎと私は思いますが、通常兵器・通常兵力、海上保安庁の海上警察力の範囲では、いまの日本を取り巻く状況を勘案すると、もっと高性能化、数の増強を考えなくてはならないかもしれませんね。
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