キングレオの冒険 の商品レビュー
完全にシャーロックホームズへのオマージュだと思って楽しく読んでいたら、まさか若かりし頃の城坂論語が登場してビックリ。 しかもかなり邪悪な存在で、彼が登場したといことで後半はやはりルヴォワールシリーズのような屁理屈ディベート合戦の雰囲気が強くなってきた。 個人的には前半のような一話...
完全にシャーロックホームズへのオマージュだと思って楽しく読んでいたら、まさか若かりし頃の城坂論語が登場してビックリ。 しかもかなり邪悪な存在で、彼が登場したといことで後半はやはりルヴォワールシリーズのような屁理屈ディベート合戦の雰囲気が強くなってきた。 個人的には前半のような一話完結の名探偵ものの方が面白かった。
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このお話は京都が舞台で実際にある地名やスポットが出てくるし、なんなら自分の生活圏内も出てくるというのに、架空の世界に同じ地名が出てきたような感じがして、なんか勿体なかったです。街は移ろいゆくものなので、実在の地をあまり詳細に描きすぎてもいつかはほとんど意味がなくなるのかもしれませ...
このお話は京都が舞台で実際にある地名やスポットが出てくるし、なんなら自分の生活圏内も出てくるというのに、架空の世界に同じ地名が出てきたような感じがして、なんか勿体なかったです。街は移ろいゆくものなので、実在の地をあまり詳細に描きすぎてもいつかはほとんど意味がなくなるのかもしれませんが(実際2021年の四条河原町にはもうマルイは存在しない)情景描写がもう少しあればいいのにと思いました。 これは個人的な意見ですがキャラクターにほとんど愛着が持てなかったので、ライトノベル風ミステリーなのも、せっかくミステリーの部分がいい感じでも中途半端に見えてしまうというか、ミステリーかラノベかもっとどちらかに寄ればいいのに…とか素人ながら思いました。スクリプトライターという設定も今回はあまり生かされてなかった気がします。 主人公コンビは京都生まれの京都育ちで他にも京都近辺出身のキャラが多いのに訛りのある喋り方をするのがひとりだけしかいないというのも、いっそみんな標準語で喋ればいいのに!と地元の人間は思いました。シャーロック・ホームズ×京都という組み合わせも、そうじゃなければこの物語は成り立たないという理由も感じれなかったので、このふたりの、この世界観の物語の続きが気になるとは思いませんでした。
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キングレオこと天親獅子丸と、従兄弟で助手の天親大河が京都を舞台に事件を解決していく短編集。 キャラの設定からして、楽しんで書かれてるなぁと感じました。会話のテンポがよく、私自身バディ物が好きなので普通に楽しめました。ただちょっと浅い気がきたので、キャラ同士の関係性を深堀してくれれ...
キングレオこと天親獅子丸と、従兄弟で助手の天親大河が京都を舞台に事件を解決していく短編集。 キャラの設定からして、楽しんで書かれてるなぁと感じました。会話のテンポがよく、私自身バディ物が好きなので普通に楽しめました。ただちょっと浅い気がきたので、キャラ同士の関係性を深堀してくれればなと思います。 ルヴォワールシリーズは読んだことないですが、私はこれ単品でもさらっと読めて好きでした。
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なんかうまく入り込めなかった。外連味のあるストーリー、名探偵と助手、設定は好みのはずなんだけど、妙に大袈裟というか……わざとらしいというか。JDCシリーズっぽさはわかる。作者がJDC好きっていうのも。でもなんか……うーん…… 赤影同盟 名探偵と助手の紹介。事件がどうこうより、名...
なんかうまく入り込めなかった。外連味のあるストーリー、名探偵と助手、設定は好みのはずなんだけど、妙に大袈裟というか……わざとらしいというか。JDCシリーズっぽさはわかる。作者がJDC好きっていうのも。でもなんか……うーん…… 赤影同盟 名探偵と助手の紹介。事件がどうこうより、名探偵に心酔しすぎる助手がこれまた探偵として有能で、探偵が大賞を取れなかった小説より自分の小説が評価されるのがおかしいとか、ううむ…設定盛りすぎというか、なんか。 踊る人魚 助手のピンチに格好よく登場する探偵。 助手にほのかに恋心を抱きかけた新入社員が、探偵と助手の関係を誤解して冷める。 ストレートに狙いすぎというか。うーん。 なんたらの紐 まあ、うん。 白面の貴公子 この論語と大河のやりとりを見て、獅子丸と大河の、二人の深いところが良くわからないのに、やたら絆が強調されているのが、上滑りしている感じを受ける理由なのかなと思った。絆が深いと言われても、……みたいな。物語の根っこが張られている感じがしないというか。 ルヴォワールシリーズを読んでいればもっと楽しめたのかな。世界を理解しきれていないというか、根っこがないというか、うーーーーーーん。 期待して読み始めたので、ちょっと残念だった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
京都に本社をかまえる日本探偵公社。公社の探偵は公的に警察と連携し、犯罪捜査を行う。 数いる探偵の中、断トツの才能をみせる美丈夫、天親獅子丸、通称・キングレオ。 獅子丸の助手は従兄弟でもある、大河。 大河は公社の広報活動を担う、脚本室で探偵の活躍を脚色してメディアに供給していたが、作家への夢も諦めきれず、獅子丸に振り回されてつつも執筆活動に励んでいた。 赤影連盟 踊る人魚 なんたらの紐 白面の貴公子 脳虚堂の偏屈家 言動が大袈裟なのが気になるけど、大河さんがメディア向けに書いた脚本なのかもしれない、なんて。 ストーリーもだけど、バリツがちゃんと格闘技として成り立ってる世界なのも楽しい。七帝バリツとか! あれもこれも、聞いたような話でニヤニヤしながら読んで、あー、せめてジェレミー・ブレッドのドラマでも観ようかな!という気持ちに。 それにしても、最近はモリアーティが人気。 精神的にジワジワさせる展開が苦手なので、もういいかなー。
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こういうけれん味のあるミステリは面白い。 そしてルヴォワールシリーズ読んでいるとにやにやしてしまう。 逆に言えば、シャーロックノートやルヴォワールシリーズを読んでいる人向けかもしれない。
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2018年80冊目。所謂ホームズ&ワトソンもの。作者の他シリーズの世界も絡んできて、贅沢な内容。探偵に振り回されつつも、要所で二人の信頼関係が窺えるのが読んでいて楽しい。事件そのものは本家のオマージュで、好きなものを好きなように書いていて、それがいい意味で伝わってくる。
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残念ならが教養の無い私はホームズシリーズなど読んだことはなく、ホームズパロディを楽しむことはできなかった。 チート設定の名探偵とその助手が織り成すミステリー。 相変わらずミステリーの質は高い、と思う。 これ続刊ありそうだけど、シャーロック・ノートの方も...
残念ならが教養の無い私はホームズシリーズなど読んだことはなく、ホームズパロディを楽しむことはできなかった。 チート設定の名探偵とその助手が織り成すミステリー。 相変わらずミステリーの質は高い、と思う。 これ続刊ありそうだけど、シャーロック・ノートの方も気が向いたらよろしくお願いします……。
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各話がホームズに関わるタイトルをもじった題名なのが印象的。(ホームズもいくつか読んだけど結構前だから内容はあまり覚えてない…) キングレオと呼ばれる探偵、天親獅子丸とその従兄弟の大河。2人の信頼関係が凄まじいし、羨ましい。 どの話もわかりやすく、トリックも面白い。最後の『悩虚...
各話がホームズに関わるタイトルをもじった題名なのが印象的。(ホームズもいくつか読んだけど結構前だから内容はあまり覚えてない…) キングレオと呼ばれる探偵、天親獅子丸とその従兄弟の大河。2人の信頼関係が凄まじいし、羨ましい。 どの話もわかりやすく、トリックも面白い。最後の『悩虚堂の偏屈家』、宿敵(?)である白坂論語を助ける、そして結果として師匠の罪を暴くという話が特に良かった。
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京都を舞台にしてホームズをモチーフにした連作短編集ですが、意外にホームズ感はない。敵役も出てきているので、次の巻以降はもっと面白いかも。
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