読む力 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
対談集なので新書なんでしょうか。何年かおきに読み返して興味が出るところを読んでみるのが良さそうですね。 大きな流れは、儒教・国学・仏教と開明欧化思想の二つ。 一つは教育勅語・国語改良で、もう一つは自由主義・社会主義・ヘーゲル哲学。 そして後半には学問の普及には通俗化が不可欠ということで子供向けの書籍や漫画にも言及。 また、本が増えそうです。
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自分で選ぶと、どうしても選書に偏りが出るので、時々指南書的なものを紐解くことにしている。過去の名著から、ごく最近の話題書まで。
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稀代の知識人が本にまつわる個人的なよもやま話をしたという感想。読書のテクニックとかは期待しないほうがよい。ここでの挙げられた150冊を見たが、結構専門書も多くリストにあがっているので、正直、自分にはとても読めるものではないと思った。読めそうなものだけに絞って楽しみたい。
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読書家であり知の巨人でもある二人による対談、そして東西の論壇130年を振り返り150冊を選ぶという主旨。 読みたい本が又増えて困る。
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松岡正剛と佐藤優という知の巨人の対談本。 ほとんどよく分からないけど、なかなか面白かった。&おすすめ150冊のうち、読んだことがあるものが1冊だけどいう現実に愕然。(^^;;
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"松岡正剛さんと佐藤優さんの会話は異次元の世界である。お互いの読書量と時代背景や宗教観、視座など示唆に富み、どちらが本の題名を言っても必ず読んだことがあり、内容を理解しあえている。しかも全集ものも含めて。 博識乱舞"
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●いったい「読む力」とは何かというと、たんなる読解力のことではない。国語の試験問題に答えられるようにすることではない。著者の「意図と意表のあいだ」にどのくらい介入して、そのうえでそれなりの「傷」をもって帰ってこられるかということだ。
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知の巨人。博覧強記。 人間というのは「読む」という知の蓄積行為によって、ここまで果てと底が見えない人間たるのか。 と、人間の可能性を感じさせられる一冊。 自分にはまだまだ知らないことが、山のようにあるのだとワクワクさせてもらえる。 勉強すればするほど、謙虚になる。 未知が見...
知の巨人。博覧強記。 人間というのは「読む」という知の蓄積行為によって、ここまで果てと底が見えない人間たるのか。 と、人間の可能性を感じさせられる一冊。 自分にはまだまだ知らないことが、山のようにあるのだとワクワクさせてもらえる。 勉強すればするほど、謙虚になる。 未知が見えることが楽しい。 読書の醍醐味は、未知との遭遇であり、人生もまた然り。
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明治時代の論壇は、江戸時代までの儒教や国学や仏教を中心にした体系知の系譜と、解明欧化思想の系譜の2つがあった。一方は教育勅語や国語改良を、他方は欧米自由主義や社会主義やヘーゲル哲学を見つつ、様々な本が刊行された。 日本の環境論者は、ほとんどがかつての新左翼のメンタリティを引きず...
明治時代の論壇は、江戸時代までの儒教や国学や仏教を中心にした体系知の系譜と、解明欧化思想の系譜の2つがあった。一方は教育勅語や国語改良を、他方は欧米自由主義や社会主義やヘーゲル哲学を見つつ、様々な本が刊行された。 日本の環境論者は、ほとんどがかつての新左翼のメンタリティを引きずっている。新左翼は、ソ連崩壊に直面して自信を失い、環境問題に向かった(佐藤)。
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まったく個人的なことだが、僕はあと数年で還暦を迎える。老眼は進むし、集中力の減退を感じる。数はこなせないのだから、読むべき本は、よく考えなければと思う。 これからの読書の方向を探るつもりで購入。 最初は、子供の頃に読んだ本などの話があり、平松洋子さんと小川洋子さんの共著「洋子の...
まったく個人的なことだが、僕はあと数年で還暦を迎える。老眼は進むし、集中力の減退を感じる。数はこなせないのだから、読むべき本は、よく考えなければと思う。 これからの読書の方向を探るつもりで購入。 最初は、子供の頃に読んだ本などの話があり、平松洋子さんと小川洋子さんの共著「洋子の本棚」を連想したが、‥。 松岡さんのような、ある年齢層の方たちは、殆どマルクスを体験しているんだな。革マル派の指導者やレーニンの名前も出てくるが、僕が大学の頃、マルクスなんてまともに読む気しなかったもんなあ。 その後はポストモダンだ、脱構築だと云っているうちに、思想が無くなってしまったと云う。そうなんだろうね。 しかし、この二人の知識量は呆れるばかり。科学や数学や宗教から漫画まで語っている。 さて、この本をきっかけにして、何をよもうか。
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