家康の恋と西郷ノ局の生涯 の商品レビュー

堀内永人(著者)

2019/12/23

私の義母は掛川市構に住んでいる。そんな小さな田舎町に一人の美しい聡明な女性がいて、家康に見初められ側室となり、西郷の局と呼ばれるようになる。彼女はやがて二代将軍秀忠を生む。生まれつき視力が弱く次第にその症状が悪化していく。西郷の局は心の優しい人で、貧しい暮らしをしている人々に食べ物をふるまったりして救いの手を差し伸べる。やがて家康とともに静岡に行くが病に伏し短い生涯を終える。語り継がれられる有名な歴史上の人物は多いが、こんな身近な小さな町にごく一部の人にしか知られていないが、重要な役割を担った人々がいると言うことをあらためて知らされた。そして身近な人物を知ることの面白さを感じた。