演奏者が魅力を紹介!楽器ビジュアル図鑑(5) の商品レビュー
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箏と三味線について知りたくて、借りた。 見開きで、一つ一つの楽器についての説明がある。 もくじ、さくいんあり。 笙と津軽三味線については、演奏者へのインタビューもある。 目当ての箏と三味線は、もう一冊借りた本と比べると紹介されている楽器の各部の名称に少し差がある。(こちらのほうがやや多い) やっぱり複数の資料を確認することが大切。 あとは、三線や、奄美や沖縄の芸能について掲載されているのが良かったです。 初めて知ることばかり。 沖縄料理屋で三線ライブをきいたときに渡されたのは、「三板(さんば)」という名前で、左手に挟むものだったのか〜、と。「シンプルだが、熟練度がはっきりとあらわれる」(p.42)、シンプルなものってそうですよね、と納得。 また、「沖縄の島唄にくらべて裏声をつかって言葉が聞きとりにくいのは、本心をさとられにくくしたからだともいわれています」(p.45)だと。「奄美は琉球、薩摩、アメリカ、日本と次々に支配者がかわり、きびしい生活を強いられ」(p.45)たからだと、へぇ〜!です。 歴史と文化は密接している。 いろいろ知ることができて良かった、やっぱり児童書って入門書として大人にもおすすめです。
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