1,800円以上の注文で送料無料

育てる力 の商品レビュー

4.2

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/10/08

大谷君が大活躍しているこの時期に読むと、栗山監督の采配がいかに優れていたのかよくわかります。 監督自信がヤクルトの選手だったころのエピソードを読んで涙が出てきました。 野球ファンではない方にもオススメ。子育てにも役立つ本だと思います。

Posted byブクログ

2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不安や迷いこそが勇気を生み、挫折こそが人の力を育み、敗北という手痛い経験こそが叡智を授け、決して曲がらぬ志こそが勝利をもたらす グッときた。人生のバイブルになるかもと線を引きながら、読みたい1冊

Posted byブクログ

2023/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

考えさせられた、そして覚えておきたい言葉たち: ⭐️本を読むことは、すなわち自分を作ることだ。そこにある哲学や経験を自己の行動に反映することができるのだから(71) ⭐️学び続けていたら、何歳でも成長できることを忘れない(57) ⭐️苦しい時しか、知恵は生まれない(46) ⭐️見えない未来を信じろ。人はなぜ見えないものを否定するのか。どうして、そこにあるかの可能性を信じないのか。特別な才能の炸裂を待ち望まないのか。(180) ⭐️大谷翔平は壁や仕切りや天井のある場所においてはならない(182) ※人の才能や価値を、勝手に決めたり変えたりしてはいけない ⭐️一生懸命に野球をしなさい。そして全力で失敗しなさい。(193) ⭐️本だけは好きなだけ買いなさい(216) ※自分が将来子どもを持った時に、絶対に口にしたい言葉

Posted byブクログ

2023/05/14

仕事で子供たちの指導を行っているため参考に読んだ1冊。 指導者としての器が大きく、勉強熱心な栗山監督。 「論語」という人生規範をもち、「算盤」という計算もあわせて行うことを野球に置き換えて咀嚼している。 監督の本はいくつか呼んだが、まさに上に立ってほしいような力強く愛情のこもっ...

仕事で子供たちの指導を行っているため参考に読んだ1冊。 指導者としての器が大きく、勉強熱心な栗山監督。 「論語」という人生規範をもち、「算盤」という計算もあわせて行うことを野球に置き換えて咀嚼している。 監督の本はいくつか呼んだが、まさに上に立ってほしいような力強く愛情のこもった1冊だった。 以下ネタバレです。 ○監督の課題は「大谷翔平」の持っているような価値観をどう作っていくか。 ○チームのルールは守らせるが、個人の容姿は自分で考えさせる →枠にはまらない選手、影響を考えられる選手を求めている ○「忠信孝弟」 良い心を持ち、信頼を得て先輩に尽くす ○強いチーム作り ①イメージする ②相手の話を聞く ③自らも言葉を尽くす ○指導者は言葉を大切にすること ○「一生懸命に野球をしなさい。そして全力で失敗しなさい」 ○成功と失敗は自分が一生懸命やってきた残りカス ○お金をもらうとは責任あること、皆が嫌がることをやること

Posted byブクログ

2023/04/08

また素晴らしい本に出会うことができて本当に感謝の気持ちで、いっぱいである。 元々は、渋沢栄一「論語と算盤」を栗山監督が選手に配っているときき、随分と前に買っておいた本だった。 今回のWBCで、これは読まねばと探し出して読み感動の連続に、感動の気持ちしかない。 栗山さんの人柄、生き...

また素晴らしい本に出会うことができて本当に感謝の気持ちで、いっぱいである。 元々は、渋沢栄一「論語と算盤」を栗山監督が選手に配っているときき、随分と前に買っておいた本だった。 今回のWBCで、これは読まねばと探し出して読み感動の連続に、感動の気持ちしかない。 栗山さんの人柄、生き方、考え方の凄さに、心からの共感と感動を覚えた。 私も栗山さんのように生徒と接して行こうとという思いを新たにした。 小松さんのあとがきに「私はリーダーや若いビジネスパーソンにこの教えを伝えたい。この教えを皆が知れば、日本の未来は必ず輝くと思います。」とある。その通りだと思う。 私も教師として死ぬまでこの教えを伝えて行きたい。 2023年現在。大谷翔平は、メジャーで大活躍し、生きる伝説としての自分を世界中に見せつけている。 コロナ禍、ウクライナ戦争と暗い世の中にあって、大谷翔平の活躍が、どれだけ人々の心に光や希望を与えてくれたことか。 大谷翔平の輝きは、自身の素晴らしさによるところも大きいのは当然だが、父親を始めとする周囲の人間、特に二刀流を共に夢見た栗山監督の存在は大きかった。 大谷翔平の目標達成表の中に「論語と算盤」が付け加えられた。素晴らしいことだと思う。 渋沢栄一、栗山英樹、大谷翔平。こんなに素晴らしい人物が生まれた日本に誇りが持てる。 私も日本のため、世界のために努力を続けて行こうと思う。

Posted byブクログ

2022/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本ハムファイターズの監督を長く務めた栗山監督の監督時代の考えや何を元に物事を決めてきたのかをまとめてある本。栗山監督の基本的な指針は、渋沢栄一の『論語と算盤』。日本ハムの若手の選手にも渡しているそう。栗山監督には堅実であるが挑戦的な面がある監督と感じていたが、その行動のそこには渋沢栄一の教えがあったことを知ることができた。実際に『論語と算盤』を読んでから読み直してみるとより一層共感できるかもしれない。

Posted byブクログ

2021/09/06

栗山監督の本です 大谷翔平との話もありますがやっぱり中田翔との関係が刺さります。 これだけ期待してもらって目をかけてもらって。 ファンを見てなかったんやなと思います。 栗山監督も言い続けてたと思いますが届かなかった。 僕はまだ一緒に先を見たいと思う部下に出会ってないです。 ただ...

栗山監督の本です 大谷翔平との話もありますがやっぱり中田翔との関係が刺さります。 これだけ期待してもらって目をかけてもらって。 ファンを見てなかったんやなと思います。 栗山監督も言い続けてたと思いますが届かなかった。 僕はまだ一緒に先を見たいと思う部下に出会ってないです。 ただ一緒に仕事したいと思う部下はきっと現れるんやろなと思います。 その時に栗山監督と中田翔みたいな関係になれるのかなと思いました。 中田翔を暴力事件で巨人に放出した断腸の思いはとてもよくわかります。 そういう意味で近いのは娘と息子かなと思います。 僕は2人のファンです。 良い道に進む伴走者でありたいと思っています 。 論語と算盤はもう一度読み直す必要があると思いました。

Posted byブクログ

2021/07/24

日本ハムの監督、栗山秀樹が語る、プロ野球における「論語と算盤」の活かしかた、選手の育てかた。自主性は重要だ。

Posted byブクログ

2021/05/05

大河ドラマ「青天を衝け」の主人公渋沢栄一の「論語と算盤」、前から気になっていた日本ハムの栗山監督ということで同書を手に取りました。知らなかった栗山監督の野球経歴や監督が「論語と算盤」に基づいた選手指導が書かれています。随所にメジャー挑戦中の大谷、また、ハムで4番を張っている中田選...

大河ドラマ「青天を衝け」の主人公渋沢栄一の「論語と算盤」、前から気になっていた日本ハムの栗山監督ということで同書を手に取りました。知らなかった栗山監督の野球経歴や監督が「論語と算盤」に基づいた選手指導が書かれています。随所にメジャー挑戦中の大谷、また、ハムで4番を張っている中田選手等が顔を出します。斎藤佑樹や清宮幸太郎にも触れていて、雌伏中の今を思うと複雑でもあります。道徳と利益の一致が真の成功に繋がるという「論語と算盤」の精神を他の書籍で理解を深め、本書を読み解きたいと思いますし、また、自分の人生の生き方に繋がればと思います。栗山監督がこんなに思念の人だとは、驚きでした。

Posted byブクログ

2021/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

渋沢栄一は『論語と算盤』において、論語(=道徳)と算盤(=経済)を一致させることが大切で、「誠実な振る舞い」や「他者の利益を優先して考えること」が安定的かつ持続的な社会の繁栄につながると説いている。そして、本書では、論語の教えと同様に組織論の真髄が書かれている。人を育て、強い組織を作り上げていくための核となる考えは、野球の監督だろうが、ビジネスの世界においてだろうが、全く同じだと考えている。 第1章 部下をどうコーチングするか 人の考えにだけ従い、自分で決められない安っぽい人間になってほしくない。問いかけ、共に考え、想いが実行されることを見守る。それが監督の仕事だと思っている。 人の何倍も能力があることの落とし穴は、ふとした瞬間に努力と勤勉さを見失うことだ。こんなことに何の意味があるのか、と悩んでしまう。だが、地道な練習を積み重ねることでしか未来への道はない。渋沢栄一は、困難がもたらす効用を繰り返し説いている。閉鎖感と逆風に苛まれ、苦しみぬいて戦った者が名声を得るのだ。 不安の一端を引き受け、その荷物を半分にしてやることもできるし、たった一言をきっかけに選手のモチベーションに火をつけることもできる。選手を育て支えるために、言葉より有効な道具はないと思っている。上下関係をことのほか喚起させ、緊張感を募らせて、命令することが理想の監督像ならそうするが、私はそう思っていない。フラットな心で語り掛けることが、物事の核心をストレートに伝える秘訣だと考えている。私が好かれていようが、嫌われていようが、そんなことはどっちでも良い。大切なのは、向き合った相手に真摯であり、ごまかさずに伝えるべきことを伝える、ということだ。 リーダーは、時には選手を鼓舞し、この人についていけば何かが起こると思わせなければならない。適材適所で活躍させ、また意表をついた大抜擢で局面を切り抜ける。 第2章 「論語と算盤」とは何か 成功か失敗か。それは、世の中では重要なこととして判断される。しかし、人の真価は、決してそれだけで計られるものではない。私は「社会のために尽くそうとした精神と効果」に目を向けられる者でありたい。そして、日本の社会全体がそういった目を持ってほしいと願う。 偉大な起業家のエネルギーの根源は、人に喜んでもらいたいという思いだったと感じている。私に何ができているかは分からないが、私が立ち止まることなく走り続けるのは、一人でも多くの人に野球を楽しんでほしい、という気持ちが旨を満たしているからだ。 私が選手と向き合う時に最も大切にしているのは「方向性」と「覚悟」だ。自分はどこへ、どんなルートでたどり着くのか。それが分かっている選手と分かっていない選手では、行く先が全く異なる。進むべき道が見えていない選手には、道を指し示すこともしなければならない。加えて、「この道を進むことこそ自分の生きる道だ」という強い決意は、必ず進化に繋がっていく。 渋沢栄一は、そうできる立場にありながら巨万の富を放棄し、公の富のために力を尽くし、正しい資本主義を構築することに生涯を懸けた。貫かれているのは、「人は人のために尽くすことこそが生きる道である」という魂だ。 第3章 リーダーが大切にすべきこと 相反するように見える「道徳」と「利益」は一致するもので、正しい富でなければ、その富は永続することができない。 善の競争、つまり自分を高めていくためのチャレンジはどうすれば生まれていくものなのか。そこには「明確な目標」や「大きな壁」の存在が重要になる。競い合うべき理由や目的がないと、人は安穏として工夫も努力もしない。憧憬の対象やライバルの存在があって、知恵を生み努力もうながされる。 チームは、まったく別のバックグラウンドを持ち、年齢も考え方も違う選手たちが集う中で、勝利という目的のために同じ方向を向かなければいけない。そこには、渋沢の説いた「忠信孝弟」、つまり良い心、信頼、先輩を立てる心が、当然のこととして必要になる。 第4章 強い組織作りは『論語と算盤』に学べ 同じ国、同じ会社、同じ組織にあったなら、お互いが信頼し合うことで仕事がはかどり、発展に繋がることを、渋沢は何百と経験したに違いない。軋轢のない環境には会話が生まれ、そこには組織のための知恵が生まれる。 「組織は、リーダーの器以上にはならない」とよく言われているが、どんなにチーム刷新の準備をし、選手に課題を与えたとしても、リーダーである私の力量や器以上には育たない。 

Posted byブクログ