ドローンビジネスレポート の商品レビュー

小池良次(著者)

2024/06/12

sUASの3大重要課題
1.目視外飛行の基準
2.頭上飛行の基準
3.探査・防御システム基準

米国
2016年11月までは頭上飛行緩和案を練っていた
2017年1月トランプ大統領から、頭上飛行→セキュリティ強化に舵を切った
ドローン識別のリモートIDはここから生まれた
(日本への導入は2021年頃だったかな)

ドローンの技術革新は3つ
1.電動推進
2.無人操縦技術
3.ドローン管制システム

Amazonが2013年12月1日に公開したPrime Airサービスと称したドローン配送動画はドローン配送ブームに火をつけた。実際には民間ドローン配送は巨大なインフラ施設が必要なため(ドローンビジネスの中でも)技術的なハードルが最高峰に高い。にも拘らず、Amazonはこれに拘り2015年にはロビー活動費940万ドルと、ロビイスト2→60名に拡大。FAAや米国政府内での議論を推し進めた。

米国では
RCやパイロット、航空業界関係者側からドローンを見る人々のことを「エアーガイ」、ITや通信業界からドローンに出会いこれらを一つの技術と見る人々のことを「ロボットガイ」と言うらしい。界隈がちょっと異なるのは日本もアメリカも同じっぽい。

カウンタードローンシステムも大きなビジネスになる

2021/05/21

2018年3月刊行で、すでに情報の一部は古くなってしまったが、ドローンの基礎知識から運用例、課題まで非常のわかりやすくまとめられている。一般にはほとんど知られていないドローンビジネスの現状と展望を知るのに非常に有用だと感じた。今後、有視界外飛行が条件付きで認められるようになると、プラットフォーム開発や運用トライアルなど一気に活用が加速するのではないかと感じている。法整備などの環境的外因によって、技術力以外の部分でいつも負けてしまう日本（今はその技術力もあやしいが）。すでに中国や米国のドローンベンダーには大きく水をあけられている状態のようだが、何とか頑張ってほしい。

2018/08/13

米国拠点の通信系コンサルで、最近はドローン業界にも詳しい小池良次さんがUSを中心に商業ドローンの状況についてまとめた本。

色々と書かれているので、参考にしたく。

商業用ドローンビジネスにおいてもクラウドサービスなども含めて収斂してくるのだろうか。