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Becoming Steve Jobs(下) の商品レビュー

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2018/07/24

これまで、多くのスティーブ・ジョブズ本がありました。これもその一つです。これまでのものと違うのは、著者が、個人的にもジョブズと親しく、仕事を離れたジョブズの一面も良く知っていたと言う事。何をどうしても、人でなしで、わがままで、冷酷で、執念深いと言うジョブズの一面は変りません。この...

これまで、多くのスティーブ・ジョブズ本がありました。これもその一つです。これまでのものと違うのは、著者が、個人的にもジョブズと親しく、仕事を離れたジョブズの一面も良く知っていたと言う事。何をどうしても、人でなしで、わがままで、冷酷で、執念深いと言うジョブズの一面は変りません。この本で描かれていたのは、そう言う一面があるジョブズだが、特に、1996年にAppleに復帰し、2000年にCEOに就任して以降、それまでとは異なり、人に任せると言う事も見られ始めたと言う事。特に、2004年に最初の入院を経験した以降ジョブズは、「自分が居なくなった後」の為に、その傾向が強まっていく。上巻は、「人でなしで、わがままで、冷酷で、執念深い」ジョブズ、下巻は稀代の名経営者で、稀代のビジョナリージョブズと言う感である。徐々に、ジョブズが成長していったという意味合いも込め、タイトルが「ジョブズになる」と言うものになっているのだと思う。他のジョブズ本には無いジョブズの本音も垣間見え、中々面白い本でした。

Posted byブクログ