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眠れる森の美女~目覚めなかったオーロラ姫~ の商品レビュー

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2024/01/27
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冒頭ではマレフィセントの世界として始まったのは謎が多くて面白かった。このまま話は進むのかと思いきや、オーロラとフィリップが出会ってからはあれは夢の世界での洗脳された話だったのだと、別の話が始まり、そこからは予想できる展開だったのが微妙。 3人の妖精の出番が少なかったのが残念。 オーロラは現実的で、フィリップは少し情けない。マレフィセントのトドメは、とってつけたように糸車の針だったのが微妙だった。 ヒューバート王が無事生き残ったのは嬉しい。 また、挿絵が、マレフィセントの立ち絵はまだ怒りの表情をしていて理解できるが、城からでてボロボロになっているはずのオーロラのページに対して輝くドレスを着て微笑んでいる立ち絵だったり、フィリップと2人で魔物退治を頑張っている時に2人とも綺麗な衣装を着て微笑んでいる立ち絵だったり、意味不明。 100ページ辺りまではずっとマレフィセントが支配する国として話が進み、違和感がある謎の多い世界観だったが、妖精3人組の現実世界の場面が登場し、やはりこれまでみた世界は夢の世界であり、夢で殺されると現実でも死ぬ、映画本編のめでたしめでたしだったはずだが、実はオーロラの中にマレフィセントは隠れており、オーロラの中で時々人間を殺して生命維持しているのだとわかる。 そしてフィリップ王子も眠ってしまっており、違和感を感じて城を抜け出したオーロラと再会し、すっかりマレフィセントに洗脳されていたオーロラ(解けかかって混乱していたが)に現実世界でのことを話つつ、幼い頃に暮らしていた森の家に行けば3人の妖精が助けてくれるのではないかと向かう。 途中、マレフィセントが様々な形で魔獣を人間の姿に変えて永遠に楽しい夢をみられるように仕向ける。偽フィリップも作り出し、質問をしても本物か偽か区別がつかずオーロラは迷うも、本物フィリップが自分の幼い頃の恥ずべきエピソードを突然語りだし、偽フィリップを殺す。 オーロラは城を出る時に茨を消したいと念じたら消えたり、偽フィリップを殺す時も気づけば剣を出現させ握っていたことから、思い出のお粥を念じると出すことができ、夢の中なのでいくらか操作できることがわかる。 小さいローズが現れて唆す。オーロラは16年間何も知らず育ち、突然王女であることを知ったり、知らぬ許嫁と結婚させられることにひどく絶望し、自殺願望があり、死んでもいいやという思いもあって糸車の針で指を刺したのだと吐露する。そして自分はフィリップが言うような美しい人間ではなく、寂しい人間なのだと落ち込む。フィリップの懸命な慰めにより立ち直る。 ステファン王とリア王妃はあっさり殺される。 ヒューバート王は城を追放されており、森で発見するも片目がなくなり眼窩は垂れ下がり、マレフィセントの手先との戦いを物語っていた。 その後、オーロラとフィリップを森の小屋へ案内したり、オーロラたちがドラゴンと化したマレフィセントと戦う際に他の人たちを安全な森の小屋へ誘導したり活躍。 オーロラはドラゴン化したマレフィセントを倒し、糸車の針で指を刺し、王家の血の力で目覚めた。冒頭で仲が良かったリアンナはマレフィセントの1片であり手下で、現実世界ではほぼ豚のような養子だったがマレフィセントの死と共に魔法が解け、黒い角を2本生やした少女に変わった。マレフィセントの本来の姿。その後、オーロラは国を統治する。

Posted byブクログ