ざんねんな日本史 の商品レビュー
-2019/04/10 日本歴史のあるあるネタ。「武田騎馬軍団はポニーに乗ってやってきた。」は目新たしかったが、ほとんどのものは旧聞に属する。それならそれで、イメージを広める記述にして欲しかった。「ざんねんな日本史」は、残念だった。
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日本史の授業では、淡々とその事実(あくまで仮説であったとしても)が語られ、伝記、伝承では人物は偉大なるヒーローとして描かれる。 どちらも歴史を学ぶという目的だけなら良いが、退屈すぎたり、風呂敷を広げすぎて眉唾であったり。 本書はその中間をうまく取った。 面白く、興味を持って歴史を...
日本史の授業では、淡々とその事実(あくまで仮説であったとしても)が語られ、伝記、伝承では人物は偉大なるヒーローとして描かれる。 どちらも歴史を学ぶという目的だけなら良いが、退屈すぎたり、風呂敷を広げすぎて眉唾であったり。 本書はその中間をうまく取った。 面白く、興味を持って歴史を楽しめる。 「鉄砲傷は馬糞汁を飲めば治ると信じられていた」(72頁) 果たして効果のほどは。 別のところを悪くしそうだが、どんな地域、時代でも怪しげな「効果」はあるものだ。 「鬼平はインサイダー取引に手を染めた」(133頁) 白川の清きに魚の耐えかねて、元の濁りの田沼恋しき なんて歌を思い出す。 正しいことをしたければ偉くなれ、は湾岸署の刑事の言葉だが、正しいことをしたければ金をくれということだ。 単純に良い悪いは言えない。 「廃藩置県は大名たちから歓迎された」(182頁) 面白い。 されど、サラリーマン武士たちは.....。 今でもこの構図は変わっていない。 上は良かれと思っても、下の者たちは現場の気持ちをわかっていないとぼやく。 「ざんねんな現代史」はざんねんながら笑えない。
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- ネタバレ
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<目次> 第1章 飛鳥・奈良・平安篇 第2章 鎌倉・室町篇 第3章 戦国時代篇 第4章 信長・秀吉・家康篇 第5章 江戸時代篇 第6章 幕末維新篇 第7章 明治篇 <内容> 「本当の歴史はね」の本。ちょっととした裏話と根本的な部分が混ざっている。最近、「教科書の内容が変わったよ」の本もよく出ているが(こないだテレ東でもやっていた)、それよりはちょっと下等な感じ。まあ、読んでおくと雑談ネタになるかな?授業には使えないなぁ。
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