キャリアを超えて ワーキング心理学 の商品レビュー
「ワーキング心理学」という新しい分野に関するハンドブックの翻訳。 本は厚いし、ページに字はぎっしり詰まっているし、1章ごとに著者が違っていて、働くということについて、さまざまな領域について、これまでの研究成果をギュッと圧縮して振り返り、次に必要な研究テーマを提示するという濃密な...
「ワーキング心理学」という新しい分野に関するハンドブックの翻訳。 本は厚いし、ページに字はぎっしり詰まっているし、1章ごとに著者が違っていて、働くということについて、さまざまな領域について、これまでの研究成果をギュッと圧縮して振り返り、次に必要な研究テーマを提示するという濃密なもので、一通り、読むのに一年以上かかった。 あまりにも膨大で、なにかまとめて紹介するのは、簡単ではない。 ただ、「キャリア」という概念がもはや意味をなさないような時代になっていること、なので、「働くこと」の多様な側面を見ていく必要があるということは、まったく、その通りだと思った。 この領域では、アメリカでも課題山積で、日本だけじゃないんだなと思いつつ、日本では、こういう問題提議もしっかりされていない段階にある気がして、ちょっと暗い気持ちになるな〜。
Posted by
- 1