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昭和天皇物語(2) の商品レビュー

4.2

13件のお客様レビュー

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2018/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 省略 <内容> 1巻は宮中の学校での話が多かったが、裕仁の成長に合わせ、世間に出ていくことが多くなり、それに伴って政治的な(歴史的な)事項が差し込まれるようになってきた。大正・昭和史としても読める内容になってきた。

Posted byブクログ

2018/04/20

やんごとない身の上っていいんだか悪いんだか。今上天皇の人柄も気の毒なくらいにいい人だけど、昭和天皇もそうだったの? タカの愛情、理想的だよなあ。しっかり愛された子供は芯が強いぞ。

Posted byブクログ

2018/04/08

今回は大正4年から8年の事績を扱う。皇太子裕仁親王は、引き続き東宮御学問所において歴史学者白鳥庫吉、教育者杉浦重剛、生物学者服部広太郎らの薫陶を受ける。特に、皇祖皇宗も遡れば「猿です」と言い放つ服部のご進講は、裕仁親王を生物学へと誘う決定的な要因となったことだろう。時恰も欧州では...

今回は大正4年から8年の事績を扱う。皇太子裕仁親王は、引き続き東宮御学問所において歴史学者白鳥庫吉、教育者杉浦重剛、生物学者服部広太郎らの薫陶を受ける。特に、皇祖皇宗も遡れば「猿です」と言い放つ服部のご進講は、裕仁親王を生物学へと誘う決定的な要因となったことだろう。時恰も欧州では第一次世界大戦が勃発しており、総裁東郷平八郎は裕仁親王の薫育に力を注ぎつつ焦燥感に苛まれていた。折も折、長州閥の巻き返しを狙う山縣有朋と天皇家の政治利用を嫌う貞明皇后との間で親王の妃を巡る駆け引きが激化し、これが後の「宮中某重大事件」へと繋がる。今や藩閥政治の命脈は尽きようとしており、大きな社会不安を抱えながら時代は大正デモクラシーへと突入していくのである。

Posted byブクログ