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セーラー服と女学生 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2021/03/25

2018年4月に弥生美術館で開催された展覧会の副読本。展示を思い出しますね。展示で見た時は文章があまり無くてビジュアル中心だったので後半のPart5以降が駆け足だったのが、文章になって判りやすくなりました。にしても、セーラー服はトラディショナルな方が可愛くて良いなぁ。

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2019/12/28

0134 2019/08/25読了 セーラー服にあこがれてたなあ。 公立でもセーラー服があるなんて羨ましい。 憧れと邪な気持ちで読んだが、セーラー服の歴史や日本での制服文化のことを知れて勉強になった。 帽子と合わせるのもかわいいから現代の学生たちにもやってほしい。 ずっとブレザー...

0134 2019/08/25読了 セーラー服にあこがれてたなあ。 公立でもセーラー服があるなんて羨ましい。 憧れと邪な気持ちで読んだが、セーラー服の歴史や日本での制服文化のことを知れて勉強になった。 帽子と合わせるのもかわいいから現代の学生たちにもやってほしい。 ずっとブレザーだったけど、それはそれで思い出や好きなポイントもある。紺ブレ同じように見えてもボタンとか襟とかプリーツとかで学校の違いが分かるんだよな〜。 ということを思い出した。

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2019/11/11

 図書館で借りるのに躊躇(苦笑)。制服としてのセーラー服。その魅力について、成り立ちから変遷を豊富な写真、絵、イラストを交え紹介している。セーラー服は、日本人によく似合うという。確かに金髪の留学生が着ていると、何かしら違和感がある。セーラー服は、中学高校生時代にしか着ることができ...

 図書館で借りるのに躊躇(苦笑)。制服としてのセーラー服。その魅力について、成り立ちから変遷を豊富な写真、絵、イラストを交え紹介している。セーラー服は、日本人によく似合うという。確かに金髪の留学生が着ていると、何かしら違和感がある。セーラー服は、中学高校生時代にしか着ることができないらしい。それを過ぎると、コスプレになってしまうという。あと印象に残ったエピソードがある。今は女子学生になってるが、高校の入学前に震災の津波で、セーラー服を流されてしまった。その高校の先輩やOGの尽力で、サイズの合うセーラー服やバッグを用意できたこと。セーラー服を仕立てたお店が、無償で再び仕立ててくれたこと。高校を卒業しても、そのセーラー服を譲ったり、ましてや捨てたりは出来ないという。

Posted byブクログ

2018/10/11

 通俗的な内容を予想させる書名と表紙だが、編者は美術館の学芸員で、歴史的資料(未公開の個人所蔵写真などを含む)も多く、学術的分析から現代アートやエンターテイメントでの現況まで網羅した多角的なガイドブックとなっている。  気になったのは、近年の「セーラー服」をめぐる語りが、ある種...

 通俗的な内容を予想させる書名と表紙だが、編者は美術館の学芸員で、歴史的資料(未公開の個人所蔵写真などを含む)も多く、学術的分析から現代アートやエンターテイメントでの現況まで網羅した多角的なガイドブックとなっている。  気になったのは、近年の「セーラー服」をめぐる語りが、ある種のナショナリズムの回路に回収されつつあるということ。中村佑介による表紙イラストの赤い円は日章旗を象徴していると明言される(p.93 そもそもタイトルが「ニッポン」)。制服ショップのオーナーのインタビューによれば、欧米諸国で制服のファッションショーを巡回したところ、「日本人みたいになりたい」と言われて驚愕したそうだが、英国由来のセーラー服がすでに「日本的なもの」として外国人にも認識され、そうした眼差しが日本人の自意識にフィードバックされる。そして中川春香(竹久夢二美術館学芸員)は、会田誠の「美しい旗」を例示して「セーラー服は『日本』をも象徴するものとなっている」とはっきり指摘する。「美しい旗」は、日章旗を持つセーラー服姿の日本人少女と、太極旗を持つチマチョゴリ姿の韓国人少女が対峙する様子を戦争画風に描いたものだが、日本人の方が和装ではないところにグロテスクな印象を受ける。「健気ではかない」「純真無垢」な少女性と「欧米=文明」から敬われるという自意識、そしてセーラー服に潜む「元は軍装」という事実が合体した時、現在の日本を席巻する「ナイーヴなタカ派」の価値観・世界観と見事に合致する。セーラー服をめぐる言説を「作られた伝統」の現在進行形として捉える必要を感じた。

Posted byブクログ

2018/09/09

中村祐介氏インタビュー、竹久夢二、林静一の系譜を次ぎたいとあって素晴らしいと思いました。森伸之氏は赤瀬川源平氏の下で考現学の手法を学んでいたそうで、当初から方法論に基づいていたのかと興味深い。

Posted byブクログ