まったなし の商品レビュー
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まんまことシリーズ第5弾。 麻之助はお寿ずさんを喪った悲しみから一歩ずつ立ち直ってきている感じ。 だけど清十郎の縁談話でお由有さんにも別の縁談話が持ち上がったけれど、結局麻之助との縁は無かったんだねぇ。 「縁、三つ」に出てきたもめ事、長治郎、おしん、お真知の三人のお話。 読んでいて、お真知の底意地の悪さというか、根性の悪さが浮き彫りになって、真相がわかっても全然同情できなかった。ちゃんと仕立て代と慰謝料分は弾んだんだろうか。将来この根性悪を嫁にする人は周りを不幸にするだろうなーと。兄妹揃って似たもの兄弟だったな。 「子犬と嫁と小火」の犯人に対する麻之助のあさってな同情の仕方もなんだろうな~と。放火は現在においても重罪だし、年端のいかないのが遊び半分でやったから許してやろうはおかしいと思う。大人と同じように裁いて償わせたほうが後々良かったのでは、ともやもやした。 全体的に犯人…というかもめ事を起こした人たちがろくでもない、同情もできないような悪党だったり根性悪ばかりで、もう少しスカッとする解決を希望したけど、長治郎の言葉に、とっちめるのは簡単だけど、そうもできない事情があるのね、とやるせなくなった。 お安さんと清十郎の話だけが救いだったかな。
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麻之助が単なる怠け者ではなく、実は他の人たちより知恵と優しさを持ってトラブルに対処していることが少しずつ周囲に認識されてきた感じがする。 この時代の恋愛や結婚は不自由さと妙なおおらかさが面白い。 最初の頃はイマイチ起伏が乏しいシリーズだと思っていたけれど、だんだん良さが分かってき...
麻之助が単なる怠け者ではなく、実は他の人たちより知恵と優しさを持ってトラブルに対処していることが少しずつ周囲に認識されてきた感じがする。 この時代の恋愛や結婚は不自由さと妙なおおらかさが面白い。 最初の頃はイマイチ起伏が乏しいシリーズだと思っていたけれど、だんだん良さが分かってきた気がします。
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まんまことシリーズの第5弾は、短編6編という構成でしたが、今回は、主人公の麻之助を中心としながらも、親友の清十郎の嫁取りがメインテーマでした!紆余曲折ありながらも最終的には嫁が決まり、めでたしめでたし!といったところです。早いところ続編をいってみます!
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最近人と人とのご縁を感じさせられるものをよく目にしたが、こちらもそう… どんな風にあるものかは、後々となればわかるけど、きっとその時はなんとなく~しか思わないんだろうな~。 今回は素敵なご縁が多かったけど、悪い人もいた。 今後は大変なことが興りそう。
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再読だった 清十郎がしあわせになれそうで嬉しい 麻之助はまだまだ考えられないよねえ 初恋の人とは結ばれないのが彼らの縁なのかねえ
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20190519〜0524 麻之助の周囲も、ゆっくり時が過ぎていくみたい。アヤカシが出てきても、それもありかなと思わせる雰囲気。猫のふにが、良い味出してる。またドラマ化してほしいな。
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2019/5/19 今回は清十郎の嫁取り騒動。 いい人に出会えてよかったね。ちょっとうるっとしたよ。 お気楽に見えても、お寿ずをずっと思ってるんだろうなぁっていう麻之助がせつない。 麻之助にもいい人できて欲しいようなそれも寂しいような。 親友に恋女房ができて、またお寿ずとの日々を思い出して悲しくなったりしないだろうか。 いたたまれない気持ちになったりしないんだろうか。 悲しいのはどうやったら癒えるのだろう。癒えたと言えるのだろう。 この折り合いのつけ方がよくわからない。 お寿ず殺した責任上、ここの神様にはその一つの形を見せて欲しい。 そういうことかと唸りたい。
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『しゃばけ』をはじめとした、江戸時代を舞台にしたシリーズものを複数、発表している畠中恵。 その中で『まんまこと』シリーズの第5弾が文庫になっていたので、読むことにしました。 主人公は、幼馴染の「悪友三人組」の若者たち。 うち二人は、町内の揉め事を裁定する、町名主の家柄という設...
『しゃばけ』をはじめとした、江戸時代を舞台にしたシリーズものを複数、発表している畠中恵。 その中で『まんまこと』シリーズの第5弾が文庫になっていたので、読むことにしました。 主人公は、幼馴染の「悪友三人組」の若者たち。 うち二人は、町内の揉め事を裁定する、町名主の家柄という設定です。 町内で起きた困りごとについて、頭を悩ませる彼らの姿から、物語は始まります。 その解決に取り組みますが、さらに二重三重に、揉め事が絡み合ってきて・・・という展開。 全体としては、6つの話で構成された連作短編集になっています。 それぞれの話の中で起こった騒動、課題を主人公たちがどう、解決していくのか。 あわせて、登場人物どうしの人間関係の機微が、このシリーズの読みどころかと思います。 そして第5弾の本作品では、若者たちも年頃となっており、“結婚”が共通のテーマになっています。 作者の代表作『しゃばけ』シリーズと違い、登場人物たちが年齢を重ねていく、このシリーズ。 変わらないようで、変わっていかなければいけない。 そんな、人間の宿命のようなことも、考えさせてもらいました。 『ときぐすり 』 まんまことシリーズ 4 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4167903970 .
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どのシリーズを読んでも雰囲気はほぼ一緒なので、筆者はこの微妙な設定の違いや登場人物をよく把握できているなぁと、変な感心を覚えてしまいます。今回も安定の畠中さん。この筆者様のシリーズではおなじみのような展開が多いのですが、その中で「運命の出会い」だけが異質で、先が読めなかったです。 そして清十郎、おめでとう……! ラストの囁きの台詞に、不覚にもキュンとしました(笑)
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