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「少年ジャンプ」黄金のキセキ の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2018/07/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

入社と同時に、創刊された「少年ジャンプ」担当編集者となった「生え抜き」編集者の回想文。 後発少年誌から653万部というオバケ週刊誌になるジャンプを飾った作品について語っている。 僕自身は父の友人の本屋さんからもらった単行本で次々に読んでいた時代から、リアルタイムで毎週、楽しみに市内で一番早く手に入る店(国鉄駅のキオスク)に買いに行ってた時代まで、なつかしく思い出した。 印象的なのは筆者がデビューさせた「アストロ球団」の中島徳博についての記述。 「一試合完全燃焼」の漫画の精神そのままに、漫画家中島は早死にした。追い込みすぎたのではと筆者は苦く思い出しつつ、「アストロ球団」が後の漫画が用いた手法、「傾向と対策」がぎっしり詰まっていたと書く。 戦う相手のインフレ化、最終目的はあくまでスローガンでありエスカレートした展開が終着を迎えた段階で終了することなど。 子供の頃読んだ「トイレット博士」、連載を読み続けた「Dr.スランプ」についての分析、江口寿史への冷ややかな視線など、興味深かった。 僕自身は、やはり「アストロ球団」への思い入れが強く、また「ストップ!ひばりくん」が好きだったなあ。ひばりくんは、江口寿史が当時流行したラブコメをちゃかすために連載を始めたそうである。

Posted byブクログ

2018/04/29

少年ジャンプ元編集長による歴史の振り返り。草創期の筆の踊り方と幽☆遊☆白書が雑誌とコミックスの分岐点になったというのが印象的

Posted byブクログ