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最終獄中通信 の商品レビュー

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2024/06/19

私が東アジア半日武装戦線と一連の事件を知ったのが桐島聡が名乗りをあげた時で大道寺将司はすでに亡くなっていたのだけど、この本を読んでけっこう最近まで生きていたんだなと実感した。 1997年から2017年までの様子が綴られているのだけど、その年に何が起きたのかがある種分かりやすくま...

私が東アジア半日武装戦線と一連の事件を知ったのが桐島聡が名乗りをあげた時で大道寺将司はすでに亡くなっていたのだけど、この本を読んでけっこう最近まで生きていたんだなと実感した。 1997年から2017年までの様子が綴られているのだけど、その年に何が起きたのかがある種分かりやすくまとめられていて読みながら「あーこの年にこの事件があったのか」とか「あー確かにこんなことがあったな」とか思い出しながら読んだ。時事についてのことが話題の大半で、こんな言い方はあれだけど、真面目な左翼のおじさんが書いたツイッターみたいだと思った。(そんな軽く扱ってはいけないのだけど) 東日本大震災のあとからどんどんきな臭くなっていく様子がよくわかった。 後半は闘病記みたいになっていくのだけど、最後の1〜2ヶ月くらいで坂道を転がるみたいに悪くなっていくのがちょっと恐ろしかった。 俳句については、私はまったくの無知で良いも悪いもわからなかった。ちょっと申し訳ないなと思った。

Posted byブクログ