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交響曲「第九」歓びよ未来へ! の商品レビュー

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2021/12/06
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「信頼、友情、寛容、感謝、自由、責任…そして、しっかり生きること。そう、人生において大切なことは、すべて『バンドー』にあった」 1917年4月9日 松山、丸亀、徳島の収容所から約1000人のドイツ兵俘虜がバンドーに集められた。 松江豊寿所長(会津藩出身) 「私は、祖国のために勇敢に戦った君たちを歓迎する」 「彼らドイツ人たちも、国のために戦ったのだから」 パン屋、肉屋、家具屋、写真屋、靴屋、菓子店やレストランができ、運動場が出来、2つのオーケストラが出来た。 地元の人たちとの交流。 信頼が信頼を生む。 1918年6月1日 ヘルマン・ハウゼン指揮のもと、アジアで初めて『第九』が全楽章演奏される その翌年、ヴェルサイユ条約により俘虜は解放される。 〇人と人との交流の大切さ  とはいえ、収容所が出来るような事態が起きないように、つくらないように、世界で運営されている所はバンドーのようでありますように。 〇坂東の人々の懐の広さ。 〇松江所長のその後も知りたい 〇俘虜収容所のエピソードに絞って、感想は読み手に任せても、余韻が残るお話に思う。 〇第1次世界大戦の日本のドイツ人俘虜収容所は、大らかなとこが多かった?国際社会、ハーグ条約。 〇当時、ドイツ人俘虜から日本にもたらされた、食や音楽の文化、技術。←人道的な収容所であったからこそ

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2021/08/09

第九にこんな秘密があったとは。。 恥ずかしながら知らなかった。 小学生の読み聞かせにも良い絵本だなぁと思いました。

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2018/07/23

坂東俘虜収容所、この作品で初めて知りました。 俘虜でありながら自由でいる、自由でいるために制約を自ら話し合い従う。お互い信頼しあう。多くの犠牲を出した戦争の中で、敗者をも尊重する稀有な出来事。 音楽で繋がる人々。心の支えと喜び。第九、まさに「歓びの歌」。 船で帰るラストシーン。絵...

坂東俘虜収容所、この作品で初めて知りました。 俘虜でありながら自由でいる、自由でいるために制約を自ら話し合い従う。お互い信頼しあう。多くの犠牲を出した戦争の中で、敗者をも尊重する稀有な出来事。 音楽で繋がる人々。心の支えと喜び。第九、まさに「歓びの歌」。 船で帰るラストシーン。絵にも味があります。

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2018/07/15

徳島県にあった、坂東捕虜収容所、のことをご存知でしょうか? 捕虜も人間、国のために戦った人だ、と、とても人道的に運営された、奇跡の収容所、といわれているところです。 捕虜といってもそれまでは普通の人々なので、なかにはパン屋さんや肉屋さんや音楽家などもいたので、ドイツパン作ったりソ...

徳島県にあった、坂東捕虜収容所、のことをご存知でしょうか? 捕虜も人間、国のために戦った人だ、と、とても人道的に運営された、奇跡の収容所、といわれているところです。 捕虜といってもそれまでは普通の人々なので、なかにはパン屋さんや肉屋さんや音楽家などもいたので、ドイツパン作ったりソーセージ作ったり、オーケストラ作ったりして、町の人に聴かせたり教えたりしてたそうです。 そこで、日本ではじめて第九を歌ったので、いまでも六月になると坂東市では第九を歌う……。 12月じゃなくてね。 そういうわけで彼らは国に帰ったあとも日本に戻ってきて暮らした人もいたし、向こうでバンドー会なんてのを作って交流してたりして日本に対していい思い出をずっと持ってくれた……。 ポプラ社から「響け!歓喜の歌声」という本が出てます。 詳しいことはそちらを見てください。 いじめれば憎しみしか生まないし、大事にすれば幸福と親愛が生まれる……。 それがちょうど1918年、100年前なのです。 くすのきさんが、坂東出身とは知りませんでした。 この絵本、作ってくれてありがとうです。 みんな、六月の読み聞かせにはこの本を読もう! 2018/06/01 更新

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