ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 の商品レビュー
チャーチルについてはスーパーマン的政治家という漠然とした認識しかしていなかった。チャーチルは挫折失敗を乗り越え65才にして国を守るために火中の栗を拾い世界を救ったリーダー像が描かれ、認識を新たにした。 政治家に求められる資質は、国を守る国民の未来を守るという揺るぎない信念を持ち、...
チャーチルについてはスーパーマン的政治家という漠然とした認識しかしていなかった。チャーチルは挫折失敗を乗り越え65才にして国を守るために火中の栗を拾い世界を救ったリーダー像が描かれ、認識を新たにした。 政治家に求められる資質は、国を守る国民の未来を守るという揺るぎない信念を持ち、演説家として国民を鼓舞し国政を司ることが出来る能力だと教示してくれた。 今の日本の政治家、平和ボケした国民に一読をお願いしたい本。
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映画と併せて読むのがおすすめです。 映画のノベライズというわけではなく、資料からの記述と著者の見解を淡々と書いているので、映画のような盛り上がりには欠けますが、映画で描けない部分を補完できます。
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読むのを断念した本をいくつか紹介します。この本は、紹介文などによると、ヒトラーと対峙するという場面にあって、ひとつの歴史的決断をしたというチャーチルの伝記のようなもの。しかも、同時期に作られる映画とも密接にリンクしているということ。となれば、読みやすくて中身が充実しているのではな...
読むのを断念した本をいくつか紹介します。この本は、紹介文などによると、ヒトラーと対峙するという場面にあって、ひとつの歴史的決断をしたというチャーチルの伝記のようなもの。しかも、同時期に作られる映画とも密接にリンクしているということ。となれば、読みやすくて中身が充実しているのではないだろうか、と思った次第。たぶん、そういう本なのでしょう。ただ、正確さを期したためなのか非常に読みにくかったです。読めないことは全然ないけど、読み進めるモチベーションがまったくわいてこないというか…。チャーチルというひとのドラマがもっとふんだんにちりばめられていると思っていたけど、なんだか全然響いてきませんでした。相性が悪かったんでしょうねきっと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
WW2下の英国。いよいよナチスがヨーロッパ各国に侵攻し、強国であるフランスすらも跪かせようとし、英国存亡の危機が現実的になったその時代。 その時に英国首相に任命されたのがウィンストン・チャーチルである。 過去の手痛い失敗や、独断的で急進的な考え、果ては奇抜なふるまいにより、英国政治家の中で浮いていた彼がなぜ首相になったか。 そしてなにより彼はどのように国民を絶望させることなく、危機感を伝え、勇気と行動力を起こさせた。 について描かれている。 彼の哲学である、スピーチは最も強力で唯一政治家が持ちうる武器だ。はその通りだと思う。 このスピーチや手紙のやりとりを見ると、事実を伝えつつも、希望を抱かせる。古典から残っている言い回しを使う。キーワードを何回も言う。 など非常に考えつくされたものであることがわかる。 政治家でならずとも、学ぶべきことは多い。
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映画原作。但し、映画が人間ドラマ・感動作品であるのに対し、本書は歴史小説の色合いが強く、セリフよりも歴史的事実に対する記述が多い。そのため、映画と原作小説でかなり印象が異なるが、歴史好きにはこちらがお勧め。
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