鬼のかいぎ の商品レビュー
『今昔物語集』「百鬼夜行図」がもとになっている。 現代人の環境破壊に警告する百鬼たち。立松和平さんらしい絵本。よしながこうたくさんの絵がインパクトありすぎて、ストーリーが頭に入らず残念。
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この本は、3年4年生の放課後の読み聞かせ で声の分担をして読みました。 この中で何人覚えていてくれるかな? うっすらでも心に残ってくれると、嬉しいなあ。 と思いながら読みました。
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昔の人は、災害やふしぎなことがおこったとき、 自然がなにかをいいたがっていると感じていました。 それは、自然からの使いである百鬼のすがたが、 きっと見えていたからでしょう。 私は何度か、物の怪や百鬼の類に出会ったことがある。 もちろん、自然の神々にも。山の神、風の神、そして菩薩...
昔の人は、災害やふしぎなことがおこったとき、 自然がなにかをいいたがっていると感じていました。 それは、自然からの使いである百鬼のすがたが、 きっと見えていたからでしょう。 私は何度か、物の怪や百鬼の類に出会ったことがある。 もちろん、自然の神々にも。山の神、風の神、そして菩薩にも。 黄金に輝くトドマツを見たり、海の中から空へと翔けていく魂を見たとき、 私は何度も生命と死の狭間を彷徨った。そして、何度も戻ってきた。 そろそろ、終わりが近づいている。月と太陽の様子を見ていて、そう感じる。 千年前の古典作品を、あのよしながこうたくが、真面目な絵本にしている。 いつの日か、こどもたちが受け止めて、みんなが暮らす森や川や海や空を もうこれ以上こわさないような大人になってくれることを願って。
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