1,800円以上の注文で送料無料

本で床は抜けるのか の商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/11/11

以前から積読いてあった本。子ども部屋のこともあり、本棚を新調しようかとか考えていた矢先、はたと突き当たった疑問に答えてもらくべく、このタイミングで読んだもの。本書でも言及されている、スケールの違う蔵書数を誇る歴々には及びもつかないけど、自分の部屋も、気付けば一面に本が敷き詰められ...

以前から積読いてあった本。子ども部屋のこともあり、本棚を新調しようかとか考えていた矢先、はたと突き当たった疑問に答えてもらくべく、このタイミングで読んだもの。本書でも言及されている、スケールの違う蔵書数を誇る歴々には及びもつかないけど、自分の部屋も、気付けば一面に本が敷き詰められている状態に近くなっているし、果たしてこれ、書棚とかまで新調して良いものなのか、と。序盤で、建築士から提言されている耐荷重は、さすがに安全マージンを見積もり過ぎとは思うけど、にしても、調子に乗ってホイホイ棚や本を増やすのは、どうもマズいのかも…という結論に至る。入手した本は一切手放さない!といったポリシーは無く、それなりに処分しているつもりなんだけど、そのペースを上げるしかないのかな…。本書を読んだ結果、解決は遠のき、悩みが増えることに…。やれやれ。

Posted byブクログ

2024/09/16

壁一面の本棚を作るのが夢で、作った場合床が抜けることになりかねないのか?という興味から手に取った本書。 本が増殖しすぎて書庫や図書館を作った例や、自炊(電子化)した例など、蔵書をめぐる様々な事例が紹介されているが、私の蔵書数なんてここに登場する方々の足元にも及ばなかった。 つまり...

壁一面の本棚を作るのが夢で、作った場合床が抜けることになりかねないのか?という興味から手に取った本書。 本が増殖しすぎて書庫や図書館を作った例や、自炊(電子化)した例など、蔵書をめぐる様々な事例が紹介されているが、私の蔵書数なんてここに登場する方々の足元にも及ばなかった。 つまり今のところ、床抜けの心配には及ばない! 本が増えるペースもゆっくりだし、本棚のスペースが少なくなってきたら思い入れの薄い本から手放しているし、この先も何とかなりそう。

Posted byブクログ

2024/05/09

◆本で本当に床が抜けたのは、井上ひさしくらい? 多くの本好きの最大の悩みは、増え続ける蔵書。 著者もライターとして、資料となる本が増え続け、床抜けの危機に。 そんな自分の体験から、蔵書を、みんなはどうしているのか、実際に床が抜けた人はいたのか?徹底して調べ上げたノンフィクシ...

◆本で本当に床が抜けたのは、井上ひさしくらい? 多くの本好きの最大の悩みは、増え続ける蔵書。 著者もライターとして、資料となる本が増え続け、床抜けの危機に。 そんな自分の体験から、蔵書を、みんなはどうしているのか、実際に床が抜けた人はいたのか?徹底して調べ上げたノンフィクション。 本好きには「あるある」と共感するとともに、どうすれば増える蔵書と「正しく?」付き合えるのかのヒントも見えてくる(かも)。 ちなみに、文庫版あとがきには、1000冊以上の本を外注して『自炊』=電子化した著者の後日談も。

Posted byブクログ

2024/03/25

本好きにとっては切実で恐ろしい話。 本の置き場をどうするか。分散する、書庫を建てる、電子化する、処分する、寄贈する。 様々な事例を挙げて、当事者に話を聞き、蔵書と生活の快適な両立を探る。本に埋もれて生きていくのか。 まさかの怖いオチに戦慄する。

Posted byブクログ

2024/01/28

大量の本で床が抜けてしまうのではとの不安から始まり、大量の蔵書を抱えた先人はどう保管してきたのか、持ち主亡き後の蔵書たちの行方は…などなど蔵書問題の取材記。 結論があるようなまとまった話ではないけれど、事例が色々紹介されて、紙の本派としては興味引かれる内容でした。 タイトルからた...

大量の本で床が抜けてしまうのではとの不安から始まり、大量の蔵書を抱えた先人はどう保管してきたのか、持ち主亡き後の蔵書たちの行方は…などなど蔵書問題の取材記。 結論があるようなまとまった話ではないけれど、事例が色々紹介されて、紙の本派としては興味引かれる内容でした。 タイトルからたまたま手に取り、ルポ?作品は初めてでしたがなかなか面白かった。 ただ取材内容以外の著者自身のエピソードというか透けて見える思考というかは私とは合わなそう笑 とりあえず我が家レベルでは床抜けの心配はなさそうです。

Posted byブクログ

2023/08/15

ここまで来ると本棚に全然収まっていないことも多く、本が溢れた家屋の話がたくさん載っている。ただそれだけではなく、著者の本に執着するゆえの話がとても辛いなと感じたり。 本好きには耳が痛い話でもあるし、本過ぎでない人もこんな人たちがいるんだと思ってもらえるのではないかなと。

Posted byブクログ

2023/05/06

床、抜けた❗️ だから本当に手放せない物以外は、リサイクルに出す。 本に挟まった状態では死にたくない。

Posted byブクログ

2023/05/05

幼少期から本が好きで高校時代には古本屋さんに寄って帰るのが日課だった。当然、蔵書は増え本棚に入りきらずどうしょうと思った読書家は多いと思う。 本書は2011年くらいからの状況が下書かれており、実際に床は抜けるのかとか、抜けた人の取材などから始まり、当時過渡期であった 自炊、自炊業...

幼少期から本が好きで高校時代には古本屋さんに寄って帰るのが日課だった。当然、蔵書は増え本棚に入りきらずどうしょうと思った読書家は多いと思う。 本書は2011年くらいからの状況が下書かれており、実際に床は抜けるのかとか、抜けた人の取材などから始まり、当時過渡期であった 自炊、自炊業者、KindleやiPadの使い心地などについて、省スペースの今みたいな話題になっていく。 作者のプライベートな理由から引っ越しを余儀なくされていく中で必要にかられて電子化を取り込んでいく。 本書の中でも本好きは、紙の本を好みやむを得ず電子書籍にするという傾向にあるが、本棚をカバンに入れて持ち歩けるというメリットは、多くの本を持つ読書家にこそ感じられるものだ。 2023年現在、私は9:1でKindleで読んでいる。 大事な本だけ書籍で持っていこうと思っている。

Posted byブクログ

2022/12/31

子供の頃からの本好きでいつも身近に本を並べていたが、そんな私の小さな夢は部屋4面のかべ上まで作り付けの本棚が好きな本で埋まっている風景だった。 それがいまは2本の本棚以上に本棚の増架を許してもらえず、それ以上に増えた本は引っ越し用段ボールに10個に詰めてしまい中身を忘れてしまって...

子供の頃からの本好きでいつも身近に本を並べていたが、そんな私の小さな夢は部屋4面のかべ上まで作り付けの本棚が好きな本で埋まっている風景だった。 それがいまは2本の本棚以上に本棚の増架を許してもらえず、それ以上に増えた本は引っ越し用段ボールに10個に詰めてしまい中身を忘れてしまって、それを確認するために重いダンボールを積み替えながら入れ替えをすることの繰り返し。それでも本は増えていくため、むりやり処分する本を選んでBOOKOFFに持ち込んでいる。 そこで得たお金でまた新古本を購入しているのだから仕方ない。 広い家を持てない自分と本を読む喜びを理解できない妻を選んだ自分をあわれみながら夢を実現しているひとの書物を読むとジェラシーと何とも言えない悲哀も感じる。 家族をも巻き込む「蔵書問題」という恐ろしい世界を知った。

Posted byブクログ

2022/10/06

実際に大量の本で床が抜けるかどうかという疑問からの蔵書問題に迫ったルポで面白かった。 書庫を作ったり図書館にしたり自炊したりと蔵書にもいろいろあるが、家族を巻き込んだ問題に発展したりもする。 まだまだこんなレベルには至らないので個人的に床が抜ける心配はまだないが、身近な問題と...

実際に大量の本で床が抜けるかどうかという疑問からの蔵書問題に迫ったルポで面白かった。 書庫を作ったり図書館にしたり自炊したりと蔵書にもいろいろあるが、家族を巻き込んだ問題に発展したりもする。 まだまだこんなレベルには至らないので個人的に床が抜ける心配はまだないが、身近な問題として地震が起きたときや自分を含め身内が亡くなったときにどうするのかを考えるきっかけにはなった。

Posted byブクログ