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湖畔の愛 の商品レビュー

3.3

20件のお客様レビュー

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2022/03/14

稼働率がアパパになり、経営はアホホになった九界湖ホテル。おっさん従業員の新町さんと美人の圧岡さんがホテルにやってくる不思議な人たちを相手にしていく物語。ホテル近くの湖には竜神が住み、やってくる人もちょっと変わっているので、物語は不思議な感じでいてそれでいて従業員のせいで、とぼけた...

稼働率がアパパになり、経営はアホホになった九界湖ホテル。おっさん従業員の新町さんと美人の圧岡さんがホテルにやってくる不思議な人たちを相手にしていく物語。ホテル近くの湖には竜神が住み、やってくる人もちょっと変わっているので、物語は不思議な感じでいてそれでいて従業員のせいで、とぼけた感じもある。読んでいてとても面白い。自分に漢字を読む力がないかも…

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2021/10/31

傾いた老舗一流ホテル、九界湖ホテルを舞台に繰り広げられるお話。 直裁な表現がユーモラスで、読めるのは読めるのですが…。 そこ掘り下げて描写する必要ある?それいる?っつか漢字が読めんねんけど。人名だから振り仮名ほしいな。ま、人名だからどうでもいいけどな。 どうしても活字が表すも...

傾いた老舗一流ホテル、九界湖ホテルを舞台に繰り広げられるお話。 直裁な表現がユーモラスで、読めるのは読めるのですが…。 そこ掘り下げて描写する必要ある?それいる?っつか漢字が読めんねんけど。人名だから振り仮名ほしいな。ま、人名だからどうでもいいけどな。 どうしても活字が表すものに意味を求めてしまう癖があるので、この本は苦痛ですらありました。 でも言葉のリズムとか、使い方は面白くて読めはしたので星は2個。

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2021/10/30

序盤はなんかいつかきっと霧ははれるよ、としっとりと感動系というか癒し系なのかと思いきや終盤町田さん節(私の思う)がぶちまけられ終了。 町田さんのなかなか前に進まない文な焦ったいのであんまり向いてないのかも、とやや確信した一冊になった。ギケイキはいけたんだけど。

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2021/09/23

ギャグ漫画のように面白い、けれどその奥にある一貫したものが素晴らしかった。人間のあらゆることが描かれていながらも、表現が面白く、基本的には終始笑いながら楽しく読んだ。

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2021/04/01

湖畔のホテルを舞台にしたストーリーだけど、町田さん独特の言い回しや展開が節々で面白く、どこが舞台でどういうストーリーとか、ストーリーを真面目に追っている人には何だか分からないままだろうなと思う。

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2021/02/05

頭から直接出力したような妙な勢いのある文章。 初めて見る表現の連続で、夢の中のような、頭の使ったことのない部分を使わされている感じがした。 森見登美彦の文章に近いかな…? 面白いけど段々体力が奪われていってしんどかった。

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2019/12/14

タイトルからは想像もつかんよーな内容だった。いや町田康だから想像もつかんよーな内容なのは当然なのやけど、よくある町田康の小説かとゆーとそうでもない。町田康って、屑な男がいらんことばっかしてたいへんなめに遭い読んでるこっちも精神抉られるのが多いイメージなんやけど、これはそういうのが...

タイトルからは想像もつかんよーな内容だった。いや町田康だから想像もつかんよーな内容なのは当然なのやけど、よくある町田康の小説かとゆーとそうでもない。町田康って、屑な男がいらんことばっかしてたいへんなめに遭い読んでるこっちも精神抉られるのが多いイメージなんやけど、これはそういうのがない。精神抉られない。 ホテルの支配人を狂言回しにした群像劇?なんかな。あの感じで精神抉られんくても町田康はめちゃくちゃ面白いとわかった。そして読みやすい。文庫が出たらすぐ買います。

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2018/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは・・・。私が今まで読んできた町田作品とまったく違った町田ワールド。しかし、実に爽快な人情劇と見せかけてそこここに町田ワールドの不穏さがちりばめられている。 雨女である船越が殺されてしまったからこの晴天が拝めるのでは?という不気味さ、しかし、その後、すべて丸く収まりめでたしめでたし、というシーンで、船越が恋人吉良の髪に付着したマーガリンをみて、汚らしい、と思う、この不穏さ。これはもしかして、船越がすでに吉良を嫌いになってしまったから雨が止んだのか?とも思ったのだが、どうなのだろう? そんな二人を見ながら、プロフェッショナルなホテルマンの新町の心のつぶやきも好きだ。 『「いやあ、本当ですよね。よかった、よかった」 と言いながら新町は、やはり雨女などというものはただの妄想だし、まあ、はっきり言ってこの人たちは、まあ、きちがいですよね、と思っていた。というか、こんなところに観光に来る奴はそもそもきちがいだしね、とも思っていた。そんなことを思うくらいに俺は疲れすぎている、とも。』 あと、『ルンバを飲み込んだような顔で、知らない、とスカ爺は反射的に答えた』。ここも妙につぼってしまった。ちなみにここで言うルンバはもちろん掃除機のルンバのことだと思うが、この後の話で「横山ルンバ」という登場人物が出てくるのだが、関係あるのだろうか。ないのだろうな。 ただ、そういうふうにかなり笑える箇所、おっと思う描写がそこそこ出てきたが、全体的には読みづらく、後半は特に話の筋がなかなか頭に入ってこなかった。 次はぜひ、もっとどっぷりしたクズの話が読みたい。

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2018/09/24

ようこそ、九界湖ホテルへ。龍神が棲むという湖のほとりには、今日も一面、霧が立ちこめて。創業100年を迎えた老舗ホテルの雇われ支配人の新町、フロントの美女あっちゃん、雑用係スカ爺のもとにやってくるのは―。しかし、誰が知ろう、神の心を。鏡のような湖面の奥底でどれほど奇怪な神秘が渦巻い...

ようこそ、九界湖ホテルへ。龍神が棲むという湖のほとりには、今日も一面、霧が立ちこめて。創業100年を迎えた老舗ホテルの雇われ支配人の新町、フロントの美女あっちゃん、雑用係スカ爺のもとにやってくるのは―。しかし、誰が知ろう、神の心を。鏡のような湖面の奥底でどれほど奇怪な神秘が渦巻いているかを。天変地異を呼びおこす笑劇恋愛小説。

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2018/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 九界湖ホテルで繰り広げられるドタバタコメディ。真っ当(っぽい)支配人、美人な従業員、むちゃくちゃな従業員のおっさんがいて、さらにやくざやら自然を超越した雨女やらボンボンやらが出てくるのは、まさに吉本新喜劇やがな。

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