白神山地マタギ伝 の商品レビュー
マタギ伝鈴木忠勝の生涯というタイトル通りなのは半分過ぎまで。以降は白神山地という場所の来歴になって行くのだが、それはマタギを含んだ場所として必然の流れなのでよいとしても、最後に向かって行くに従って筆者本人のことばかりになっていき(なんか委員会でPRしただの、自称マタギが多いだの)...
マタギ伝鈴木忠勝の生涯というタイトル通りなのは半分過ぎまで。以降は白神山地という場所の来歴になって行くのだが、それはマタギを含んだ場所として必然の流れなのでよいとしても、最後に向かって行くに従って筆者本人のことばかりになっていき(なんか委員会でPRしただの、自称マタギが多いだの)鈴木忠勝氏の話はどうなったの?という感じで興ざめでした。 前半部はよいのですが。。。 タイトルが違えば、違った気分で読めたのかも。
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白神山地でマタギとして生きた鈴木忠勝氏の聞き書き。 ダム建設や世界遺産登録というエピソード以前に、マタギという職業が変質していたこと、また、現代で言う『マタギ』と、本来、『マタギ』と呼ばれていた人物とは概念が違うのではないか……という記述など、興味深い内容ばかりだった。 ヤマケイ...
白神山地でマタギとして生きた鈴木忠勝氏の聞き書き。 ダム建設や世界遺産登録というエピソード以前に、マタギという職業が変質していたこと、また、現代で言う『マタギ』と、本来、『マタギ』と呼ばれていた人物とは概念が違うのではないか……という記述など、興味深い内容ばかりだった。 ヤマケイ文庫からは、山とともに生きた人々の本が沢山刊行されているが、本書は社会派寄りで、その点でも異色。
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