90年代テレビドラマ講義 の商品レビュー
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00014736/
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近代文学研究の教授である著者による90年代のドラマの再分析した内容である。シナリオ、ドラマ化、時代性という三つの角度からのアプローチの推奨やドラマの構成への分析など、90年代ドラマに関心があったので参考になりました。
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テレビドラマがもっとも輝いていた時代、それは脚本家が主導権を握っていた時代と言い換えることもできるかもしれない―。『親愛なる者へ』『高校教師』『白線流し』…。野沢尚、野島伸司らによってドラマ界に新風が吹きこまれた九〇年代。かつて「ドラマ学」を提唱した著者が、九〇年代のドラマに光を...
テレビドラマがもっとも輝いていた時代、それは脚本家が主導権を握っていた時代と言い換えることもできるかもしれない―。『親愛なる者へ』『高校教師』『白線流し』…。野沢尚、野島伸司らによってドラマ界に新風が吹きこまれた九〇年代。かつて「ドラマ学」を提唱した著者が、九〇年代のドラマに光を当て、再評価を試みる。 何と一作も完全には観ていない。うーむ。
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2018年5月10日読了。近代日本文学が専門という著者が提唱した「ドラマ学」に基づく「ドラマ性・シナリオ性・時代性」の3軸によるドラマ評価の考え方と、そこから読み解く90年代「NN時代」がけん引した3拍子揃ったドラマと現代のドラマの凋落ぶりを解説した本。本書にあげられているドラマ...
2018年5月10日読了。近代日本文学が専門という著者が提唱した「ドラマ学」に基づく「ドラマ性・シナリオ性・時代性」の3軸によるドラマ評価の考え方と、そこから読み解く90年代「NN時代」がけん引した3拍子揃ったドラマと現代のドラマの凋落ぶりを解説した本。本書にあげられているドラマのほとんどを私は見たことがないが、キャスティングなどの話題性だけでない見ごたえのあるドラマ・ドラマならではの仕組みや構造、制約を面白さに転換した作品はあるに違いないと思うし、その頂点が90年代にあった(しかも、話題の「トレンディドラマ」でないドラマに)という説はなんとなく納得できる。「逃げ恥」などがブームになった今は、日本ドラマ界にも革命が起きていると理解すべきなのだろうか。そうでない気はするが…。
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