義和団の乱 黄砂の籠城・進撃 総集編 の商品レビュー
現在の中国の政治状況は、様々な混乱の中にあり、明朝末期、清朝あ末期によく似ていると言う最近のニュースを聞きながら、本書を読み始めた。 北京の55日、と言う映画を思い出しながら、義和団の乱、名前はよく聞くけれども、その内容はあまり詳しく理解していない、義和団について興味が惹かれ、こ...
現在の中国の政治状況は、様々な混乱の中にあり、明朝末期、清朝あ末期によく似ていると言う最近のニュースを聞きながら、本書を読み始めた。 北京の55日、と言う映画を思い出しながら、義和団の乱、名前はよく聞くけれども、その内容はあまり詳しく理解していない、義和団について興味が惹かれ、この長い物語上下2段組の536ページの本を読み終えた。 柴五郎中佐の名前は以前から目にする事はよくあっが、義和団乱における日本軍の指揮官としての役割は本書を読み進めるにあたり理解できた。 中国の民衆はなぜ義和団に参加したのか?秀洪前の太平天国の乱それ以前の様々な農民反乱、毛沢東の農民を組織した中京軍、類似点と相違点様々なことを考えながら読んだ。中国の民衆は、現在の格差社会、農民の圧倒的低賃金により行動、成長を達成し、その成長が停止し、改革開放が頓挫しようとしている時、中国社会の長い歴史の中で、また何かが起きようとしているのだろうか?
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柴五郎、実在の人物 文中でも垣間見えたが、多分素晴らしい人物だったのだろう 櫻井伍長は実在であろうか 義和団の乱、松岡圭祐という作家の調査力や双方の立場からの内容に感銘 ただ、長かった
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確かに義和団の乱で籠城戦を強いられた列強を主導したのは、日本の柴中佐だった。 実際の線死者は本書で表現されたよりもかなり少なかったようだ。 日本びいきの話として読めば何の問題もないが、脚色はかなり入っている。
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『黄砂の籠城』と『黄砂の進撃』がまとめられた一冊。 とはいえ、単に二つの小説を並べて一冊にした、というのではなく、時系列(?)に並べなおしてある。だから、『黄砂の籠城』『黄砂の進撃』両作品を読んだ人も改めて全体を俯瞰できるようになっている。 籠城側と進撃側がかち合う場面は、双方の...
『黄砂の籠城』と『黄砂の進撃』がまとめられた一冊。 とはいえ、単に二つの小説を並べて一冊にした、というのではなく、時系列(?)に並べなおしてある。だから、『黄砂の籠城』『黄砂の進撃』両作品を読んだ人も改めて全体を俯瞰できるようになっている。 籠城側と進撃側がかち合う場面は、双方の視点が入れかわり立ちかわり。その臨場感は相当のもの。
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