大伴家持と紀貫之 の商品レビュー
奈良時代の庶民は冬でも麻の服を着ていたのか… 万葉集に納められた歌は万葉仮名で書かれていたと知識で知っていても、平安時代までひらがなが無かったと再確認するたびに驚いてしまう。ひらがなだけでも読みづらいけれど、ひらがなが無かったら大変よ。 大伴家持は万葉集を編纂したのではないかと...
奈良時代の庶民は冬でも麻の服を着ていたのか… 万葉集に納められた歌は万葉仮名で書かれていたと知識で知っていても、平安時代までひらがなが無かったと再確認するたびに驚いてしまう。ひらがなだけでも読みづらいけれど、ひらがなが無かったら大変よ。 大伴家持は万葉集を編纂したのではないかといわれているけれど、実際のところは不明らしい。 勅撰和歌集は平安時代から鎌倉時代まで、500年の間に21本作られた。 新古今和歌集がラストの印象があったけど、新古今和歌集は8本目でそのあとに13本続く。 防人って、東国(関東・東海地方)の人が九州の端まで行かされて、戻ってこられないかもしれない役割だったのか…それはつらいわ。 勅撰和歌集の仮名序は前書きで、真名序はあとがきだったのか。 仮名序は勅撰和歌集のはじめに置かれて、真名序は最後に配置された。 『古今和歌集』は、やさしく美しい歌が多いので、「ますらをぶり」が特徴の『万葉集』に対して「たをやめぶり」と言われる。 『新古今和歌集』の歌は、複雑で繊細、ロマンチックなものが多い。鎌倉時代の貴族たちは政治の中心から外れ、時間を能力を持てあますようになった。貴族たちは思い通りにならない現実を嫌い、夢や幻想の世界に魅力を感じるようになっていった。その状況が『新古今和歌集』の歌に反映されている。
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