仮象の塔または九つにわかたれたあのひとの遺骸をさがす旅 の商品レビュー
詩とははじまりだと思っていたのだがそこにははじまりはなくそれは言葉を借りれば「終われない文章」だった。なぜならばそれはみのりのないいのりでみのりのないためにいのり終わることができず、曼荼羅は歪みゆきそれはエッシャーの描くペンローズの階段のようにただひたすらにへそ(うつほ)を目指し...
詩とははじまりだと思っていたのだがそこにははじまりはなくそれは言葉を借りれば「終われない文章」だった。なぜならばそれはみのりのないいのりでみのりのないためにいのり終わることができず、曼荼羅は歪みゆきそれはエッシャーの描くペンローズの階段のようにただひたすらにへそ(うつほ)を目指して周縁をあるく巡礼のように思われた。1枚の図象で視たいと思った。いのりおわることがないことが絶望にも希望にも思えた。
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