屈折率 の商品レビュー
話のペースがサクサクしていて読みやすかったし、大田区にある実家のガラス工場を再生させる部分はとても面白かったのに中途半端にガラス・アーティストとの不倫を描くことで物語の焦点が屈折してしまって残念でした。 愛人さんには正直言って魅力がなかったし、それよりも低能前任社長である実兄と...
話のペースがサクサクしていて読みやすかったし、大田区にある実家のガラス工場を再生させる部分はとても面白かったのに中途半端にガラス・アーティストとの不倫を描くことで物語の焦点が屈折してしまって残念でした。 愛人さんには正直言って魅力がなかったし、それよりも低能前任社長である実兄との確執や高級志向の実業家の妻とのすれ違い、最初は反発していた社員たちと仕事を数字て分かり合いながらの工場再生をメインで描いて欲しかったなぁ。 やたらと愛人さんとの性愛シーンの描写が多かったし、読者ターゲットは小学生の子供がいるくらいのオジサンなのかな。 by太郎
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恋愛要素が強い下町ロケットという感じかな。 佐々木氏がこんな作品を書いてることに驚きました。 ボーイッシュなツンデレ系かつエキセントリックなアーティストの面と、女性としての可愛さを併せ持つ透子さんのような女性に惹かれてしまう気持ちは分かります。 かつ奥さんとの違いも大きいもんな。...
恋愛要素が強い下町ロケットという感じかな。 佐々木氏がこんな作品を書いてることに驚きました。 ボーイッシュなツンデレ系かつエキセントリックなアーティストの面と、女性としての可愛さを併せ持つ透子さんのような女性に惹かれてしまう気持ちは分かります。 かつ奥さんとの違いも大きいもんな。 だけど作品としては、もう少しビジネスの内容を厚くしていたら良かったのに。
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この作家さんの小説は初めてでした。 面白かったです。 主人公が自分の会社を畳みお兄さんが 継いでいた大田区にある零細企業を建て直す。 ここの工場の窯を借りて作家活動をする 女性と愛人関係になるのだかそんな所が 池井戸作品との違いですね。 池井戸さんは色恋沙汰はないですから。 正直...
この作家さんの小説は初めてでした。 面白かったです。 主人公が自分の会社を畳みお兄さんが 継いでいた大田区にある零細企業を建て直す。 ここの工場の窯を借りて作家活動をする 女性と愛人関係になるのだかそんな所が 池井戸作品との違いですね。 池井戸さんは色恋沙汰はないですから。 正直その女性は設定的に色々あり得ない 感じでしたがアクセントにはなっていました。
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これも北海道ものでも警察ものでもない。 経営が厳しくなっている実家の工場経営立て直しをすることになった男性が主人公の話。 蒲田や羽田空港界隈の町工場地帯が舞台となっていて、著者はその辺りに何か縁があるのかしら? この前読んだのもそうだったから。
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安積啓二郎の決断力が爽快で気持ちいい。 基本は企業小説でありながら恋愛要素も 色濃く描写されていて単に企業小説と 思って読むとどこまで行くの?と裏切ら れる。頼れる仲間とその見極めが大事と 思った。商社マンってカッコいい。
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