知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決 の商品レビュー
誰もが知るような有名な画家たちを対決形式で、その生い立ちやバックボーン、絵画の内容を説明をしています。ゴッホ対ゴーガンの破滅型対決や、カラヴァッジョ対レンブラントのバロック劇的明暗対決など、時代背景や描き方の種類なども知れて、とっつきやすくて入門編には最適かと。
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◯ルネサンスのミケランジェロvs.レオナルドからポスト印象主義のゴーガンvs.ゴッホまで7組14人の巨匠の困った人ぶりを紹介。 ◯山田五郎さんのYouTubeが好きです。
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山田五郎さんの絵画本は何冊目かですが、 視点が面白く、知らない事も多いので、 今回も一気に読めました。 カラーでの作品と イラストでの画家の紹介というスタイルも 見やすくてイイですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山田五郎さんのYouTube動画「オトナの教養講座」にはまってゴロワーズになりました☆ 同時代の2人の巨匠をまずは生誕から死去までの年表でのご紹介。見出しがまた魅力的で絵画作品に愛のある吹き出しと説明、作品としての素晴らしさと恋愛遍歴や経済観念についてのダメ出しに、山田五郎さん節がさく裂して楽しくてたまらない。比較することでそれぞれの作品の凄さが引き立ち印象に残る。美術展の前の予習にいいかも。 カラーが多いのに、この価格はお買い得。 他のシリーズも読んでみよう。
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著者が山田五郎で、題が「困った巨匠たち対決」なんて意表をついていれば、面白くないはずがない。期待通り滅茶苦茶面白かった。偉大な芸術家だって人間なんだから、困ったちゃん的なところがあるには違いないし、芸術家だからこそ余計にそういうところがあるのだろう。それを2人並べて対決させようと...
著者が山田五郎で、題が「困った巨匠たち対決」なんて意表をついていれば、面白くないはずがない。期待通り滅茶苦茶面白かった。偉大な芸術家だって人間なんだから、困ったちゃん的なところがあるには違いないし、芸術家だからこそ余計にそういうところがあるのだろう。それを2人並べて対決させようというアイデアがいいねえ。 ①レオナルド・ダ・ヴィンチvsミケランジェローなかなか作品を完成させない自由気ままレオナルドと、やれると思われてこき使われたミケランジェロ。後者は困ったちゃんではなく、困らされた方だ。 ②デューラーvsクラナッハー生真面目だけど自意識ありまくりのデューラーと、立ち廻りが上手すぎのクラナッハ。デューラーの銅版画の細かさは超凄い。 ③カラバッジョvsレンブラントー無法やり放題の殺人犯カラバッジョと、金遣いの荒いレンブラント ④モローvsロセッティー引きこもりで打たれ弱いモローと、女性関係がいい加減すぎのロセッティ。ロセッティの奥さんのシッダルが非常にかわいそう。墓まで暴かれて。 ⑤クールベvsマネー自意識高く、反権力を貫いたクールベと、ぼんぼんで妻や女性弟子との関係が微妙なマネ ⑥ドガvsセザンヌー女性が超苦手なのに失明しても手探りで女性裸婦オブジェを作り続けたドガと、絵が下手なのにりんごでパリ征服に挑んで挫折したセザンヌ ⑦ゴッホvsゴーギャンーご存じ思い込んだらストーカーも辞さないゴッホと、タヒチに引っ込むのが早すぎたロリコン野郎のゴーギャン
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【概略】 絵画そのものへの着眼点、絵画歴史への着眼点に続き、山田五郎さんによる知識ゼロからの3部作、ラストを飾るのは巨匠対決。時代ごと、主義ごとにしのぎを削る巨匠を紹介し、その生き様と作品のコントラストを堪能する。ダ・ビンチ vs. ミケランジェロ、ドガ vs. セザンヌ、ゴッ...
【概略】 絵画そのものへの着眼点、絵画歴史への着眼点に続き、山田五郎さんによる知識ゼロからの3部作、ラストを飾るのは巨匠対決。時代ごと、主義ごとにしのぎを削る巨匠を紹介し、その生き様と作品のコントラストを堪能する。ダ・ビンチ vs. ミケランジェロ、ドガ vs. セザンヌ、ゴッホ vs. ゴーギャンなどなど、興味深い「対決」が、あなたを西洋美術の世界に誘う。 2021年06月20日 読了 【書評】 3部作の中で一番面白かったかも!・・・というのは、きっと前2作で知識が構築されたからだと思うけども。 まだまだ自分は「(作家の)歴史や生き様」といった「文脈」で作品を楽しんでしまう。それはすなわち、単純に「作家A」「作家B」として絵画を観た時にその良さを見つけることが難しい(乱暴に言うと、作品そのものに向き合いきれていない)のだよね。まぁ、そんなフェーズはまだまだ先で、(鑑賞者として)伸びしろがいっぱいと思っているので悲観はしてない。そんな文脈重視な自分だから、余計に今回のような対決は、背景に自分勝手にストーリーを構築しやすかったよ。「ゴッホはゴーギャンに対してこう思ってたのかなー」とかね。 ちょっとこの本から話が逸れてしまうけれど・・・そろそろ芸術沼へのハマりかたがやばい。アトリビュート(これを持っていると〇〇を描いてる、みたいな 例:トライデントを持ってるとポセイドン)に興味がいったり、ギリシャ神話やキリスト教に興味がいったり。 先日、ことのはトーストマスターズクラブでゴッホを題材にしたスピーチしたら好評だった。きちっと作って動画にしたいし、なんなら英語落語にしたい。夢が広がるね。沼だから広がるというよりハマってるのだけど。
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美術に関しての知識がほぼない(中学校の美術の授業レベル)私が、何か美術に関する本を読みたい、と思った時に「山田五郎さんのなら読みやすいだろう」と手に取った本。 わかりやすかったし、有名な「巨匠」に対して親しみやすさも感じた(近寄りがたさも感じたが…本当に「困った」人たちだった…)...
美術に関しての知識がほぼない(中学校の美術の授業レベル)私が、何か美術に関する本を読みたい、と思った時に「山田五郎さんのなら読みやすいだろう」と手に取った本。 わかりやすかったし、有名な「巨匠」に対して親しみやすさも感じた(近寄りがたさも感じたが…本当に「困った」人たちだった…)。 あと、「美術史」を理解する一助にもなった。ルネサンス、バロック、印象主義、フォーヴィスム、キュビスム…等々、今までサッパリわからなかったけど、大まかにはわかったし、その背景に「世界史」があるのが感じられた。 因みに、山田五郎さんは「『アド街ック天国』の人」(街に詳しい人)としか思っていなかったのですが、コッチ(西洋美術)がメインっぽいですね…本当に無知でした。他の著書も読んでみたいです。
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2018/12/26 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1211.html 数年前から毎週見ている「ぶらぶら美術・博物館」 「ぶらぶら」をナビしてく...
2018/12/26 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1211.html 数年前から毎週見ている「ぶらぶら美術・博物館」 「ぶらぶら」をナビしてくれるのは、名解説が冴える山田五郎さん。 新刊が出たと番組最後でお知らせがあったので さっそく読みました。 ペアとして紹介される巨匠たち。なるほどな組み合わせです。 それぞれの生きざまと作品が 名解説で紹介され、面白いです。 『偉大な天才のダメッぷり。同時代の2人の巨匠を比較!画家の人間性に迫る。』 2018/04/11 予約 6/22 借りる。6/5 読み始める。8/14 読み終わる。
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[図書館] 読了:2018/4/28 図版が多くて楽しいけど一つ一つは小さいし解説もほぼない。 セザンヌを「ヘタクソ」連発してるのは笑った。「布の柔らかさや果物のみずみずしさなど質感が描けないのは生まれつきでした。」 「もっともその壁画は、左のようにひどい出来。これで才能を認...
[図書館] 読了:2018/4/28 図版が多くて楽しいけど一つ一つは小さいし解説もほぼない。 セザンヌを「ヘタクソ」連発してるのは笑った。「布の柔らかさや果物のみずみずしさなど質感が描けないのは生まれつきでした。」 「もっともその壁画は、左のようにひどい出来。これで才能を認めさせようとしたセザンヌの勘違いぶりも困ったものですが、認めてしまった父も父です。」 「布も陶器もガラスも貝殻も全て同じ質感で直線的。当時の画家としては致命傷だった線描と質感表現の稚拙さが生むゴリッとした量感が、数十年後には「逆に新しい」と予想外の評価受けることに。」
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