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たまもの の商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2024/07/30

坪内祐三と末井照と著者である神蔵美子の奇妙な三角関係を描いた、というか明らかに神蔵がおかしい。よその家族のことをどうこう言うものではないが、ただただ2人の優しさに甘えて神蔵さんがだらしないだけが原因なのに、自分が悲劇の渦中にあるかのような振る舞い。自分が泣いている写真を表紙にする...

坪内祐三と末井照と著者である神蔵美子の奇妙な三角関係を描いた、というか明らかに神蔵がおかしい。よその家族のことをどうこう言うものではないが、ただただ2人の優しさに甘えて神蔵さんがだらしないだけが原因なのに、自分が悲劇の渦中にあるかのような振る舞い。自分が泣いている写真を表紙にするのも、本当に意味がわからない。気味悪い感じさえする。でもゴシップとして面白い本だった。

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2021/12/30

「ツボちゃんの話」を読んだら読みたくなった。 たくさんの写真と文章は内容も時系列も混乱していて、私には理解できないことが多すぎた。

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2020/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

対照的な二人の男の間で揺れる女性の心象をモノトーンメインの写真でリアルに切り取り、当時の日記が心の揺れを色彩を持って鮮明に浮かび上がらせている。 言葉があると言葉がない、裕福と貧乏など正反対な男性に惹かれる作者。 本のはじめ。何故泣いているのか自身でも分からないくらいに感情は複雑に交差して、心の安定を求めて二人の男性を行き来する生活が続く。 しかし、時間の経過と共に形は少しずつ変わり作者自身も以前のような感情の絡まりを少しずつ解いて前向きに生活をするようになる。 不思議な三角関係の行末はどうなるか?

Posted byブクログ

2020/01/22

再読。ここに出てくるSさんがあのSさんと知るのは初読からずっと経ってからだった。未整理な感情が、未整理なまま投げ出されていて、30年経っても血が迸り出る様だった。

Posted byブクログ

2019/08/19

過去の経験から多分この本めちゃくちゃ苦手だと思いながらも、わかる部分ばかりになってなんか複雑な気持ちにはることはわかっていたのに読んでしまった。やっぱり自分と似ている部分がたくさんあった。私小説風は嫌いではない

Posted byブクログ

2019/06/01

大学の先輩が、「植本一子以上にやべー」と言って勧めてくれました。 神藏さんは、私たちが大学生の頃(=2000年代初頭)に特にブレイクされていた覚えがあります。その頃神藏さんが撮影された毛皮族の写真集も買いました。 ※そして、去年新宿二丁目のオカマルトに寄贈しました。 でも、神藏...

大学の先輩が、「植本一子以上にやべー」と言って勧めてくれました。 神藏さんは、私たちが大学生の頃(=2000年代初頭)に特にブレイクされていた覚えがあります。その頃神藏さんが撮影された毛皮族の写真集も買いました。 ※そして、去年新宿二丁目のオカマルトに寄贈しました。 でも、神藏さんの本はまだ読んでなかったのです。濃いねー。 一番印象に残ったのが、巻貝。 神藏さんが末井さんのことを、「貝になると言ってもアサリとか蛤とかじゃない、巻貝。奥に入り込んで、全然様子が見えない」というふうに言っているのです。(言葉はだいぶ実際のものとは違うけど、だいたいこういうこと) これにいたく共感しました、うちの夫も正に巻貝。 神藏さんは巻貝の末井さんとパートナーとして長く暮らしていらっしゃるようだけど、私は巻貝の夫とは離婚します。 次に印象に残ったのが、神藏さんが坪内さんと離婚することが決まった後、坪内さんのご両親やお姉さんと会食して、ご両親たちがタクシーに乗って帰るところを撮影した写真。ご両親たちが、とても離婚することを認識しているとは思えないような、温かい表情で、嫁じゃなくても姪に対して「またねー」とでも言うような表情で、手を振っているのです。 そこが不思議だし、少しうらやましいような気持ちがしました。 私はもう何年も前に夫の家族に対する未練は断ち切ったし、離婚する夫婦に子どもがいるかどうかによって関係性は全く異なることもわかっているけど、離婚する相手の家族にあんな表情で手を振ってもらえるというのは、やはり神藏さんの人間的魅力なのではないかなー。 そして、そんな時にそんな相手にカメラを向けるのは、やはり写真家なのだなと感心しました。信じられないーという気持ちもあるけどね。 末井さんのことも知りたくなりました。末井さんの本でお勧めあれば、教えてください。 やっぱ映画化もされた、ダイナマイトかな。

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2018/05/04

本の雑誌”40年の40冊”から。文庫化されたってことで入手。内容は、写真付きの私小説。そもそも私小説が好きじゃないから、地の文のところに惹かれるものはないし、写真も見る人が見たら凄いのかもしれないけど、自分には心揺さぶられるものもなし。という訳で、何も残らない一冊でした。

Posted byブクログ