もしぼくが本だったら の商品レビュー

ジョゼ・ジョルジェ・レトリア(著者),宇野和美(訳者),アンドレ・レトリア

2024/10/24

『３行、読んでみた』で取り上げられたポルトガルの絵本。活版印刷のような文字と絵が可愛い。

もしぼくが本だったら
本棚のかざりにするのは
かんべんしてほしい。
……ギクッ

2024/10/17

小4男児
珍しく自分で選んだ図鑑じゃない本
初めての詩の本かも
詩よりもイラストに惹かれている様子
どんどん姿を変える本
いちばん好きなイラストが描かれた詩は
"もしぼくが本だったら
戦争したがる心をいっぺんでうちくだく
効果的でやさしい武器になる。"

詩の深さを理解するには
まだ時間が必要かも
また手に取る時が楽しみ

2024/06/18

「もしぼくが本だったら」と語る「ぼく」とは誰なのでしょう。正体は分からないけれど、本をこよなく愛する気持ち、多くの人に本を愛して欲しい気持ち、本が人類の希望であると信じていることはしっかり伝わりました。だって、私自身そう思いながら日々読書しているのですもの。

2024/06/17

世界の13言語で翻訳されたというポルトガル生まれの ｢もしぼくが本だったら･･･」で始まるベンチに置き去りにされた一冊の本が語りかけてくる言葉は､本の無限の力を知らしめ､本の世界に新たな読欲を喚起させられる絵本。･･･「もしぼくが本だったら､誰かと幸せにできるなら何処へでもいこう」「…本棚の飾りにするのは､勘弁してほしい」「…ぼくのことを＜友だち＞と呼ぶ人に､夜が更けるまで読まれたい」「…戦争したがる心を打ち砕く､優しい武器になる」「…この本が私の人生を変えた､と誰かが言うのを聞いてみたい」･･･。

2024/05/04

「もしぼくが本だったら……」で始まる、ポルトガル生まれの絵本。
文はお父さんが絵は息子さんが、親子で執筆している絵本だそう。

本好きにはたまらない言葉の数々と、いろいろなものになっていく本のイラストがどちらも良い。
心に深く染み込む素敵な絵本だなぁ。
"本"っていうものが、本好きだけではなく誰にとっても「もしぼくが本だったら……」と語られるような存在であって欲しいな。

2024/03/22

すべてのページが、「もしぼくが本だったら」ではじまる詩の絵本。
最後が好きだな…
詩は父、挿絵は息子という親子で作っているというのも憧れる…

2023/12/29

もし僕が本だったら
もちろんこうしたい！という前向きなフレーズも多いが、こんな扱いは勘弁願う。というクスッと笑える愚痴がかわいいフォントとイラストで描かれている。
子供は本と付き合い方を考えるヒントを得られそうだし、大人は今まで出会ってきた本を思い出すきっかけになりそうな感じ。
とりあえず本棚に飾りっぱなしの本が読みたくなった。

2023/11/12

いろんな本について書かれている本はたくさんあるけれど、本の擬人化というのは珍しい気がして、目について即座に購入を決めた。

もし自分が本だったら…
面白さとくだらなさとほっこりさを詰め込みたい
どこへでも連れてってほしい
ポケットにひっそり忍ばせられる文庫サイズがいい

2021/09/16

表紙にあるようにポルトガルの作家さんによる絵本。

本好きには、そうそう、と納得、、、というか、分かるよー、という本の気持ちが記されている。
曰く、本棚の飾りにはなりたくない、人生を変えたといわれたい　etc. etc...
なるほどね。

無人島についていってもいい、ってのも笑えた(笑)

本好きにプレゼントしてもいいかな。

2021/08/09

ほっこりする本。「もしぼくが本だったら」ぼくのことを友達と呼ぶ人に夜がふけるまで読まれたい。僕を選んだ読者を飼い慣らすことなく自由にしたい。戦争したがる心をいっぺんでうちくだく効果的で優しい武器になる。禁止は好ましくないけれど、無知という語は禁じると思う。

なんだか深く、ハッとさせられる言葉だった。