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師匠、御乱心! の商品レビュー

4.4

13件のお客様レビュー

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2024/08/24

ここまで赤裸々にさらけ出して書ききる円丈師匠にただただ脱帽。 落語史を裏から知ることのできる貴重な一冊。

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2024/08/21

落語協会分裂をめぐる最良のノンフィクション。円丈師匠の立場を臨場感をもって追体験できる。この筆力は、並の作家では真似できない。 落語に興味のないビジネスパーソンも、上司とのしがらみから会社の派閥争いに無理矢理巻き込まれ、派閥争いに負けた側の悲哀が十分伝わってくる。円楽師匠に対す...

落語協会分裂をめぐる最良のノンフィクション。円丈師匠の立場を臨場感をもって追体験できる。この筆力は、並の作家では真似できない。 落語に興味のないビジネスパーソンも、上司とのしがらみから会社の派閥争いに無理矢理巻き込まれ、派閥争いに負けた側の悲哀が十分伝わってくる。円楽師匠に対する見方が変わってくる本。

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2024/08/04

以前、神田伯山がラジオで紹介していたので気になり読んでみた。 落語協会分裂騒動についてはそういうことがあった程度の知識しかなかったので、その詳細を知り驚き呆れ楽しんだ。 全編、歯に衣着せぬ物言いであるが、なかでも三遊亭圓楽(五代目)に対する罵倒がすさまじく、出版当時の反響を想像し...

以前、神田伯山がラジオで紹介していたので気になり読んでみた。 落語協会分裂騒動についてはそういうことがあった程度の知識しかなかったので、その詳細を知り驚き呆れ楽しんだ。 全編、歯に衣着せぬ物言いであるが、なかでも三遊亭圓楽(五代目)に対する罵倒がすさまじく、出版当時の反響を想像し戦慄した(巻末に文庫版で追加された六代目圓楽と小遊三との鼎談があり、少しホッとした)。 主要な関係者がほぼ鬼籍に入っているせいか、「スキャンダル」というよりも「落語史」として受け取れた。

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2022/07/06

噂には聞いていたが、読むと非常に面白く、どんどん読み進められる 当事者が語る歴史小説(明智配下の末端幹部が語る本能寺の変?)、のような感じで、混乱と不信の中で動いていたことがよく分かる 五代目圓楽氏についても、最後の会談を読む限り、評価の部分はさておき物事の一面としては間違ってな...

噂には聞いていたが、読むと非常に面白く、どんどん読み進められる 当事者が語る歴史小説(明智配下の末端幹部が語る本能寺の変?)、のような感じで、混乱と不信の中で動いていたことがよく分かる 五代目圓楽氏についても、最後の会談を読む限り、評価の部分はさておき物事の一面としては間違ってないのだろう。いろいろな人が集まっているのが落語の世界であることはよく分かる

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2022/06/14

どこかで書評を目にしてからずっと読みたかった1冊。 何だこれ、めちゃくちゃ面白いじゃないか! 『赤めだか』を読んで笑って泣いて。落語家の世界の特殊さと懐の深さと才能にずっと感動していた。 これは方向性が真逆!伝統の世界ってこんなにしがらみだらけなの?つまらないプライドや派閥...

どこかで書評を目にしてからずっと読みたかった1冊。 何だこれ、めちゃくちゃ面白いじゃないか! 『赤めだか』を読んで笑って泣いて。落語家の世界の特殊さと懐の深さと才能にずっと感動していた。 これは方向性が真逆!伝統の世界ってこんなにしがらみだらけなの?つまらないプライドや派閥が蔓延るの? そのせいでこんなに沢山の人が泣いて苦しまなきゃいけないの?面白いのに苦しくて思わず一気読み。 全てを曝け出す覚悟と、そうしなければ自分の心が壊れそうという叫びが書かせた文章。圧巻。そもそも文章が面白いのに、何という作品。 再出版に際しての対談は、その時の熱が冷めていた。そりゃそうなんだけど。でもその対談すら歴史的なものだとは。呑気に笑点観てる場合じゃなかった笑 事実は小説より奇なりを地で行く感じ。 もはやドラマ。創作より創作。

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2022/02/02

これを読むと先代の円楽の印象がガラリと悪いほうに変わる それぞれの言い分があるだろうが、そのうちのひとつの言い分として赤裸々でおもしろい

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2021/11/02

円丈師匠、私の中ではドラゴンズ好きなオジさんというイメージしかなかったが、最近落語を聞き出し、いろんな一門を知り、落語協会分裂騒動はwikiだけでなくぜひこの本読まなきゃと手にしてみた。いやー面白かった。 そして先代圓楽が嫌なヤツだなと深く刻まれた。 圓生師匠、噺家としては一流だ...

円丈師匠、私の中ではドラゴンズ好きなオジさんというイメージしかなかったが、最近落語を聞き出し、いろんな一門を知り、落語協会分裂騒動はwikiだけでなくぜひこの本読まなきゃと手にしてみた。いやー面白かった。 そして先代圓楽が嫌なヤツだなと深く刻まれた。 圓生師匠、噺家としては一流だけど組織の中で動く人としては実に難あり、多くの弟子を預かる身としては実に危なっかしい人であることがよーくわかった。その後の人生が大きく変わった人もいるわけだし。

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2021/02/13

『#師匠 ご乱心』 ほぼ日書評 Day340 昭和53年(1978年)の落語協会分裂騒動、その主人公たる三遊亭圓生と三遊亭円楽(先代)をこれでもか!…とこき下ろす昭和61年刊の一冊。 主要な登場人物はほぼ皆、鬼籍に入られたとは言え、30年の時を経て、手軽に読むことができる機会...

『#師匠 ご乱心』 ほぼ日書評 Day340 昭和53年(1978年)の落語協会分裂騒動、その主人公たる三遊亭圓生と三遊亭円楽(先代)をこれでもか!…とこき下ろす昭和61年刊の一冊。 主要な登場人物はほぼ皆、鬼籍に入られたとは言え、30年の時を経て、手軽に読むことができる機会(再刊行)を作ってくれた出版社(小学館)に感謝だ。 https://amzn.to/3pjsQLo

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2019/03/07

昭和53年に起こった落語協会分裂のお話。 全然知らなかったので、興味深い内容だった。 たまに笑点で見たことのあった、先代の円楽は腹黒かったんだな〜というのが、一番の感想。

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2018/10/03

ここまで書けるというのは、本当にすごい。落語の世界の懐の深さ、培われてきた歴史は間違いない。 一気に読みました。

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