スペースインベーダーを創った男 西角友宏に聞く の商品レビュー
聞書きという事から読み方もかわるが、あの時代をグッと身近に引き寄せる。社会現象にもなったと言えるあのインベーダーゲーム開発の原点と開発のウラにはそんな事があったのかと驚く。驚くが真空管からロジック、ロジックからCPUへハードウェアとソフトウェアの比重が変わっていく当時の現場の一例...
聞書きという事から読み方もかわるが、あの時代をグッと身近に引き寄せる。社会現象にもなったと言えるあのインベーダーゲーム開発の原点と開発のウラにはそんな事があったのかと驚く。驚くが真空管からロジック、ロジックからCPUへハードウェアとソフトウェアの比重が変わっていく当時の現場の一例がよくわかる。いまハードウェアのリソースが潤沢になっている上で諸開発をされているお若い方にも手に取ってチラ見してもらいたいと思う。
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さまざまな社会現象とともに、日本に(いや、世界に)《引き返せない楔》を打ち込んだ「スペース・インベーダー」ゲームを開発した男の半生記。 『ブームのあと、やっと10年たってメデイアが掘り起こすまで無名でいられた。氏の妻はスペース・インベーダーを作ったのが夫だと知らなかった。ボーナ...
さまざまな社会現象とともに、日本に(いや、世界に)《引き返せない楔》を打ち込んだ「スペース・インベーダー」ゲームを開発した男の半生記。 『ブームのあと、やっと10年たってメデイアが掘り起こすまで無名でいられた。氏の妻はスペース・インベーダーを作ったのが夫だと知らなかった。ボーナスも20万だったので、氏の両親にTVを買ったらなくなった。ので、ボーナスの件も隠してた』というのも、当時の日本らしく、幸せな逸話だとおもった。 この大事業を、ほとんど何の突き上げもなく、一人で好き勝手にできるなんて、なんて幸せだったんだろう。 (本物のエンジニアはだれでもそう思うだろう) ただ、想像と違ったのは 「鳴かず飛ばずが、インベーダーで一発逆転!」かと思っていたが「1作目から全てが社をお仕上げた、常勝将軍」だったことか。 当時は、常勝でも無名でいられたのかと、ため息が出る。
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