ワンネスは2つある の商品レビュー

川瀬統心(著者)

2018/04/20

統心流ヌーソロジー「自分教ガイド」の入門編といったところ。
宗教や哲学も含めた精神世界史として一神教精神をおさえ、神、モノ、金、ＡＩまでの循環しないピラミッド構造、一部の特権層とほとんどの被支配・負け組の構造を脱する「もう一つのもの」としてヌーソロジーが提唱する視点転換・展開を物理空間での０次元の点から５次元のメビウス空間までの対化と等化を通して、「ある・ない」「前・後」「陰・陽」「内・外」「自・他」へと引き上げつつ、その方向性をひっくり返し、次のステージへ循環させる認識のあり方の面白さを味わった。
歴史、物理、哲学、そして知性体情報、ある意味権威的な方便を使っての説明だけに観念に過ぎるような、鵜呑みにしてはいけないような感覚を持つと同時に、自分自神、どこでも宇宙の中心といった感覚はかなり共感できた。
また、ヌーソロジーそのものではないかもしれないが、精神世界と物欲の世界に共通する外的な権威のヒエラルキーの歴史を反転させる価値観の読みものとしても面白かった。
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